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1203年  2月

5日

ノエルさん達と一緒に、エンシャントへ。ノエルさんは言う。

   「1度、オズワルドに戻ってみます」

そっか。気をつけてね。
そして、また会おうね!

 

それはともかく。エンシャントに来るの、久しぶりだ。
せっかくなので、街中を歩きますよ。

墓地に、ネメアさんがいた。
あら、ネメアさん微妙に非友好的。

   「私のやり方に
    異議があるようだな」
   「え?
    異議、って言うか…。
    トートツだなぁとは思ってましたけど」
   「ならば、私に挑むがいい」

それじゃあやっぱりトートツじゃないか。しっかりしてよネメアさん。

 

城の前へ。あ、ベルゼーヴァさんがいる。こんちはー。

   「ウルカーンで、ネメア様の
    邪魔をしたそうだな」
   「…ハァ?」

ウルカーンで、何かあったっけ?
(考え中)
…あぁ! もしかしてアレですか?
むしろ助けたんだと思うんですが。
(この意見はナチュラルにスルーされた)

 

1泊しておく。

 

6日

ギルドへ。

女性魔道師さんが声をかけてきた。
乙女の鏡って湖に、魔物が住み着いたんだって。
ハイハイ。そういうのを倒すのも仕事みたいなもんだもんね。行ってきますよ。

 

7日

乙女の鏡に到着。近いのね。

奥へ進むと…あぁ、やっぱりティラの娘だ。
あっさり倒して、帰りましょ。

 

8日

エンシャントに到着。

 

ギルドでお姉さんに報告。これで終了。

せっかくなので。親父さん、なんか仕事ある?

   「おお、ちょうどいいところに来た。
    数日前から乙女の鏡で行方知れずに…」

ぶうっ。い、いなかったけどなぁ。
まぁいいや、行ってきます。

 

9日

また乙女の鏡へ。

…。いた。
やっぱりそばにリッチさんがいる。
つか、湖周辺に、行方不明者さんとリッチさんしかいない(笑)。直前に全部倒してたからなぁ。
さくっと倒して、救出かんりょー!

 

10日

エンシャントへ。
この程度で3万ギア弱もらうのって、なんか悪いなぁ。
いや、もらいますが。

 

そろそろ移動しよう。
そうだよ! 最初はリベルダムに向かう予定だったんだから!

 

16日

水路を使い、港からリベルダムへ。
うわ何だこれ! 港メチャクチャ。
街の中も瓦礫で埋もれてる。こりゃひどいなぁ。

 

そんな中でもギルドに行けば、待っているのは救出依頼。
虹色の山脈ね。行ってきます。

 

18日

虹色の山脈で、あっさり救出。
すでに救出依頼は、メンドクサイだけで身の危険など微塵も感じる事がなくなってきている。

 

20日

リベルダムに戻り、依頼を終了させた。

さて。山賊ってのがどの道に出るのかはわかんないんだけど…。とりあえず、アミラルに向かってみようかな。

 

23日

アミラルへの街道を歩いていると…。
アレが山賊なのか? 前方で襲われている2人がいる。あれは…アーギルシャイアサイフォス(もう…なんて呼んだらいいんだか)だ!
行こうあの場所へ!

   「俺は地の果てまで追っていく!」

セラさん…それもどうよ。いきなりそれかよ。
そこまで行くと単なるストーカーでは…。(身内相手の場合もこの認識は通用するのか?)
でもさ。
アニキ、なんだよねサイフォスさん。
…帰ろうよ、ミイスに。
みんな心配してるよ。(多分。何も言わずに出てきたから、よくわかんない…)

   「私は、守り通す。
    お前が追いつけない地平まで
    お前の姉を奪って逃げる!」

わ、私は? 私の事はどうでもいいんかアニキ!
アーギルシャイアは、私たちに「ダスト」の呪文を掛け、逃げた。

   「転移すら使えないほど
    弱っているのか…」

つぶやくセラさん。
今は長く考えてなんかいられない。とりあえず、あの2人を追おう。

 

着いた場所は、アンティノの研究所。
2人を追って、私たちは奥へ、奥へと進む。

奥には、心身ともに追い詰められた2人がいた。
戦うしかないのか? この2人と? ほかに方法はないのか!?
(柄にもなくこっちも熱血(笑))

 

サイフォスさんの顔から仮面がはずれ、そこには…。
アニキだ! ホントにアニキだ! 無駄にさわやかなアニキが戻ってきたよ、うわぁい!
(マリエルあんた、ホントに喜んでますか?)
アニキは、あの時のことを話してくれた。
仮面は、自分の意思でつけた事。
仮面の力で記憶を失った事。そ、そりゃそうだよ。なんせ「忘却の仮面」って名前なんだからさ。ものすごくわかりやすい効果じゃないか。
そして。
アニキと、アーギルシャイアだったシェスターさん。
(シェスターさんは無事に自分自身を取り戻しました。良かったねセラさん)
これから2人で、旅立つらしい。どこかへ。
アニキが言う。

   「強くなったな、マリエル」

…うん。
そりゃね。いつまでもアニキの後ろを追いかけてるばっかりじゃないよ私だって。本調子じゃなかったかもしれないけど、さっきアニキにも勝ってるからね!
そうしたら、アニキから「忘却の仮面」を渡されました。
これからは私がこの神器を守っていくんだって。
アニキはこの先、シェスターさんを守っていくのか。がんばってね!
えっとそれから…何かないか何か言っておく事…。

   「何をしている。置いて行くぞ」

…え? うわ、セラさんちょっと待ってよ!

 

セラさんの背中を追いかけながら、私はふと、アニキと別れたあの日を思い出す。
薬草を摘む時、アニキは言った。

   「頼りにしてるぞ、マリエル」

そして結局、サボられた。
今。
私はアニキから「忘却の仮面」を手渡され。

   「頼りにしてるぞ、マリエル」(要約。大体こんな感じ)

…。
ま、まさか神器の守り手の仕事もサボる気ですか!?
(サボリ魔アニキ。そんなロイのイメージはいやだなぁ)

 

研究所の中をくまなく探す。

   「ちょっとマリエル。
    どこにも「禁断の聖杯」なんて、なくってよ!
    あの、アンティノとか言う下等生物も!」

言うなぁフェティさま。
「下等生物」=「人間」のつもりで言ったんだろうけど、笑ったわ。
そうともさ。確かにアンティノは下等生物さ!

 

25日

リベルダムへ、逆戻り。

 

結局、私の旅の目的は、解決…したことになるのかなぁ。
後はおとなしく、ミイスに戻って、神器を守ってりゃいいのかな。
いや待て、それ以前に。最悪まだミイスは復興してない可能性がある。結界だってなくなってるだろうから、あそこで守る意味は今んとこないだろう。
つか村のみんなは元気なのかな。
まさかあの後、森の中で…(怖い考え)…い、いやいやそんな事はないはずだ! …多分。
でないと私の帰る場所がなくなっちゃう!(そんな利己的な考えだけ?)
と、ぼんやり考えながらギルドへ。さて、と…。

いきなり後ろからセラさんが飛び込んできた。セラさんが慌ててる。めずらしー。

   「エステルがさらわれた。
    シャリの仕業らしい」

ぶうっ! またか、シャリさんまたか!
何が目的なんだ。2回目じゃん。そんなにエステルが好きなのか!(え?) それならもっと正攻法で行けばいいのに。(絶対違う。そんな理由じゃない)
そこで光る首飾り。エステルと私をつなぐ、不思議な光。
エステルの居場所は…竜骨の砂漠ラドラスだ!

   「…やめておけ。
    足手まといがいなくなっただけだ…」

な、なんて事言うんですかセラさん。
そんな言い方してるけど、何だかんだ言っても心配でしょ。歯切れ悪いもん。

   「とは言っても、
    お前は助けに行くのだろう」

もちろん! エステルは友達だもんね。私1人でも行くよ。

   「街の外で合流する」

うわ、一緒に行ってくれるんだ。すげー助かる。ありがとう!

 

29日

ラドラス

 

入り口に、シャリさんの声が響く。

   「招かれざる客が来たみたいだね」

シャリさん! あんたはまたしょーこりもなく! いいからまずはエステルを返せー!
イークレムンさんも連れて行ってたような話しも聞いてるぞ。彼女も返せー!

   「特別に、歴史の目撃者にしてあげるよ」

何言ってんだ。そんな押しつげがましい施しはいら…
いきなり地面が揺れだした!
これは…ラドラスが浮かんでる?
シャリさんは、ラドラスと言う名の「兵器」で…この大陸を沈めるだとー!? ま、待て待て、シャレにならんて。

   「ご意見ご要望があれば…」
   「大ありじゃー!

シャリさんの待つ制御の間へ、Go。

制御の間で シャリさんは言う。
巫女さんたち4人(アンタ、さらに2人も連れてきてたのか…)は、地下の動力の間でラドラスの動力になっているらしい。
どうやってだ。人力発電か。4人で自転車をこいだりしてるのか。(そんなバカな)
あっさり教えてくれてありがとねシャリさん。じゃ、助けに行ってくる。

   「行かせないよ。
    ぼくはこれを使うんだ。
    邪魔はさせない」

…あ、やっぱり?
ってわけで。シャリさんとバトル!

…か、勝った…。
でも、ラドラスが揺れだした。何かこれは、ヤバ目の揺れ方ですよ!
崩れ落ちるまでの時間は15分。た、タイムアタックですか。急げ動力の間へ!
って何で敵がいますか!
「インビジブル」で敵の目をかいくぐり、意外とあっさり動力の間へ。
そこには、拘束されている4人の巫女さんと、ラドラスの核が。
核を壊さないと、4人を助けられない。…やるしか!

―――かくて。4人の巫女さんは拘束から解き放たれた。
イークレムンさん。エアさん。フレアさん。そして、エステル
エアさんの力で制御の間まで飛び、エステルの合図で、巫女さんたちは力を合わせ…。
ラドラスは無事に着地。そして、ラドラスを制御する精霊球は、破壊された。

 

私の頭に、こんなイメージが入り込んできた。

   「かなえてあげられなくて、ごめんね…」

1人、つぶやくシャリさん。

? 何だ今の。

 

巫女さん4人と私たちは、エルズへと飛んだ。
巫女さんたちは、それぞれの土地へと帰っていきました。
…さぁて! 私たちも行こうよ。どこかへ。

でもその前に、1泊。さすがに疲れたよ。

1203年  1月

1日

年明け早々、地下墓地なんて潜ってみてます。ハァ…。
そして…やっぱりリッチさんだよ!
今回は狭くて、うまく探してる人の所まで回り込めない。
仕方がないのでまずは眠らせ、それから接敵!
眠っている間にボコにしました。

 

3日

ロセン到着。

 

ギルドへ。

   「ちょっと耳に入れておきたいことがあってな」
   「え、何親父さん」
   「リベルダムが落ちた、ってウワサ、聞いてるか?」
   「ハァ?」

カルラさんが1夜で落としたらしい。
…マジ?

 

ウワサを確かめるために、リベルダムへ向かいます。

 

7日

リベルダム到ちゃ…うわ、リベルダム封鎖中?
あのウワサ、やっぱりマジなのか?

 

入れないなら仕方ないです。
そうだなぁ。暴動が起きた後どうなったのかが気になるし、ノーブルへ行ってみよう。

 

13日

リベルダム陥落。
街の有力商人アンティノの手引きで進入したカルラ軍は、街を徹底的に破壊した。
しかし、反乱分子のリーダーと目されるクリュセイスは見つからず、アンティノの消息も不明だった。

 

ノーブル到着。

 

またエルファスさんがいた。おばあさんの目を治したところだったらしい。
そこへ、やっぱり兵士が。お約束だなぁこういう展開。
金の為に、領主の所へエルファスさんを連れて行こうとしている。
…。
そんな考え方、大嫌い。(きっぱり)
相手がロストールの兵士だからって、知るかよ。
つかおまいら! 単なる兵士ごときがロストールの「竜字将軍」にさからうなよ!(権力に頼るなよマリエル)
ま、そんなことしなくても、あっさり撃退しました。

   「君がいくら、私を助けようと、
    相容れない存在だという事は
    覚えておいてくれ」

わかってますよエルファスさん。レイヴンさんの事で対立した時から。
でももう、単なる意地だね。助けるのも。

 

ギルドで、偽りの森の捜索依頼を受けました。
行ってきます。

 

17日

偽りの森到着。

 

最近、遭難者のそばにいるのはリッチさんばっかりね。
前と同じように、眠らせて倒しました。

 

21日

アキュリュース陥落。
白虎将軍ジラークは、難攻不落のアキュリュースを、ほぼ無傷で支配下においた。
この作戦に貢献したシャリと名乗る傭兵は、水の巫女イークレムンを要求。
彼女を連れて姿を消した。

 

ノーブル到着。
世界はどんどん動いているようだけど、とりあえず今日は1泊。

 

22日

町を出る時、エステルに会う。
また用事?
最近物騒だけど、がんばってね。

 

24日

ロストール到着。

 

アトレイア様に会ってみる。
その後、目の調子はどうですかー?

   「ティアナ様って、お綺麗ですか?」

え、ティアナ様?
うん。まぁ、綺麗ですよ。いい人だしね。
…。
アトレイア様、もっと自分に自信を持とうよ!
(無茶言うなよマリエル。今までずっと奥にこもってた方なんだから、そんな簡単にはいかないだろうさ)
せっかく見えるようになったのに、まだこんな暗い部屋にいるなんて。
また目が悪くなっちゃうよ。今度は違う意味で!

 

今度はティアナ様に会いに行く。部屋にはいないっぽいな。
中庭へ。あ、ティアナ様と…イヤな貴族(すでに枕詞)のタルテュバだ。
ティアナ様ー、こんちはー!(タルテュバは見なかったことにする)
ティアナ様を無理に連れて行こうとしたタルテュバは、ちょうど外に出てきたアトレイア様にぶつかった。

   「お前みたいな女
    ティアナとは段違いなんだよ。
    部屋に帰って鏡でも見てこい!」

な、ナンデストー!?
アンタ、オンナノコに対してなんて事言うんだゴルァ!
そこへゼネテスさん登場。ヤツ(すでに名前すら呼ばない)を私の代わりにブン殴ってくれた! イェー!
ゼネテスさんはアトレイア様を助け起こす。アトレイア様は、部屋に戻って行っちゃった。
あれ、ティアナ様、何だか怒ってる…?

   「アトレイア王女まで
    口説いてらっしゃるのですか?」

(いや、そういう展開だったか?)←マリエル、心でツッコミ

   「人間の自然な行為だろ?」

(ゼネテスさん、それ違う…)←マリエル、心でまたもツッコミ

   「あなたにとってなんでもない行動で、
    心を動かされる者もいるのです!」

…。
ねぇティアナ様。
この場合、心を動かされたのはアトレイア様?
それとも…。

 

ギルドへ。
あぁ…捜索依頼ですか。
飢えた者の迷宮ですね。行きます。

 

ロストールを出る時、冒険者の人からこんな話を聞いた。
リベルダムへの街道に、山賊が出る、と。

 

26日

飢えた者の迷宮到着。

 

いつものようにリッチさんを眠らせ、「ホーリーハート」でボコにしました。

 

28日

ロストール到着。

 

さて、と…。
この前聞いた山賊の話が気になる。
リベルダムがどうなったかも気になる。
一度、行ってみようかな。

 

街の入り口でナーシェスさんに会う。あら珍しい。1人ですか?

   「今日は、ノエルの使いで会いに来た」

ノエルさんの? 何ですか?
…ぇえー! りゅ、竜王の島に、ソウルイーター?
ノエルさんたちが向かった? 助けが欲しい?
…。
行きます。ノエルさんの為にも。
私が行って、何ができるかわからないけど。
ナーシェスさんは怪しいけど、それでも。

 

ナーシェスさんの力で、竜王の島までテレポート。
洞窟を抜け、着いた先には、倒れるノエルさん、カフィンさん、レイヴンさん。う、うそ…。

私、また、間に合わなかった…?
アニキと同じように。助ける事が、できなかった…?

フラフラだけど、何とか立ち上がったノエルさん。良かった…!
ソウルイーターは、私たちが倒すよ。ノエルさんたちの代わりに。
だから。ノエルさんは、カフィンさんとレイヴンさんを見ていてあげて。
私を信じて、待ってて。

(ここまで盛り上がったのに、ソウルイーター自体はマリエルの「ホーリーハート」一撃で沈んだ。拍子抜け)

カフィンさんとレイヴンさんが、目を覚まさないらしい。
後悔の念に襲われるノエルさん。

   「この2人を生き返らせる手段、ないでもない」

ほ、ホントっすかナーシェスさん!
今できる事、それは、竜王に願えばいいらしい。

ノエルさんの願い、祈りに、竜王が答えた…。
ノエルさんが竜王の使命を果たす代わりに、2人を生き返らせる。目を開け、起き上がる2人。

   「マリエルさん、ありがとうございました。
    きっと助けに来てくれるって信じてたんです!」
   「トモダチだもん、トーゼンだよ。
    …2人が助かって、良かったね」

いや、マジで良かったねノエルさん。

1202年 12月

2日

ロストール到着。

ギルドへ。
あれ、あの人は?

   「これで、あいつも安心して
    あの世で仲間たちと眠れるってもんだな…」

えっ…そうなんだ…。
ヤツは倒しました。
どうか安らかにお眠りください。

 

スラムの酒場へ。あれ、ゼネテスさん。
ゼネテスさんの方から声をかけてくるなんて、珍しいねぇ。
え? ハイハイ今はヒマですよぅ。

   「ちょうどいいや。
    これからティアナに会いに行こうと思ったんだ。
    ついてきな」

ぇえー!
正式にティアナ様に会いに行くのって、初めてだ。

ティアナ様、ゼネテスさんにはなんだかきっついなぁ。
私にはあんなに気さくなのに。
でも…。
何か。何て言うのか。
女の子が虚勢を張って、必死でキツくあたっているようにも見えたな。

 

ギルドで探してみたけど、よさそうな仕事、ないのね。
じゃ、移動しますか。
とりあえず、近いところで、ノーブルへ。

 

4日

ノーブル到着。

偽りの森に行方不明者さんがいるんだって。
おっけ。探してきますよ。

 

8日

偽りの森到着。
ここも久々ね。

強くなってきている雑魚をサクサク倒し、奥で探し人を発見!
近くにいる敵は…げ、リッチさん!(なんとなく「さん」付)
先制の「ファイアボール」で、危うく全滅を喰らいかける。つつ強っ!
あわてて逃げる。
歯が立たんなこいつ。困ったなぁ。
…。
離れた所から、「スリープ」をかけてみる。寝てくれよ…よっしゃ、眠った!
その隙にこっそり探し人に近づき、助けて、退却!

 

…く、悔しいぞリッチさん…。
いつか絶対、倒せるようになってやる!

 

12日

ノーブル到着。
ぐったりと1泊。

 

13日

他の仕事もないので、移動することにする。
リベルダムにでも行ってみようかな。

 

出発する直前、エステルが帰ってきた。あ、おかえりー。

 

19日

ノーブルにて、暴動発生。
暴動は、レムオンによって沈められ、長く圧政を続けていた代官ボルボラは死亡した。

 

…ほ、ほんの少し前までいた町での暴動ですか…。
もう少しあの町で粘っていたら、巻き込まれたりしたんだろうか…。

 

リベルダム到着。

 

スラムで声をかけられる。

   「マリエル…。
    最近はずいぶんと
    活躍しているそうだな?」

いやぁそれほどでも。久しぶりねナーシェスさん。
ハァ? やりすぎたら、消す? 私を?
いや、「やりすぎ」って、どの辺からですかね(笑)。

―――今、何か気になる事言ったな。街1つ消してまで、あの娘を鍛えている…?
それって、ノエルさんの事?
彼女の為にあの街を消したの? なんて事するんだナーシェスさん!(怒)
そこへ、それを聞いていたレイヴンさんが姿を現した。
私そっちのけで、なんか揉め始めましたよ?
えー…つまり。

  1. ナーシェスさんは、私とノエルさんを対決させる為に、オズワルドを消した。
  2. レイヴンさんは、ナーシェスさんを手伝った。
  3. レイヴンさんは昔、ナーシェスさんに告死天使から抜ける手助けをしてもらった。

ここまではいいのかな?
でも今のレイヴンさんは、ノエルさんが大事。道具のような扱いはしたくない、と。

   「君が、いつまでも
    ノエルの憧れの対象である事を
    願っているよ」

そう言って、レイヴンさんは、消えた。

―――んー、個人的には、「アコガレの対象」よりも「対等な友達」希望なんだけどなぁ…。
(そんなレベルの話じゃなかっただろうが)

 

時計搭前へ。
ハァ? ロティ殺し? 私が?
そんな覚えないんですが。
確かに何だかわからないものを届けた事はありますよ。でもあれって、差出人も書いてない変な「依頼」だったんだけど…。
ナンダヨ門答無用カヨ! 私にゃロティさんとやらを殺す利点なんてないよ! つか第一、ロティさんて誰!?
(そんなレベル…?)

   「待ちなよ」

そこへゼネテスさん登場。なんていいタイミングなんだ!
かるーく推理して、助けてくれました。いい人だ…!

   「あれで諦めたとは思えない。
    しばらくは気をつけるんだな」

ハイ! 肝に命じます!

 

ギルドへ。

   「すごくうまい話があるんだが…」

あやしすぎるわ!
しかも、詳しい話を聞く前に受けるか受けないかを聞いてくるってのは胡散臭すぎる。
親父さんごめん。その話には乗れない。

でも、他の仕事もないなぁ。
移動してみますかね。…ロセンにでも。

 

23日

ロセン到着。
かつて閉じていた門が、開いてる。

 

ギルドへ。
偉そうな神官様が、仕事の依頼に来ていた。
魔物退治ですか。
これは…多分、ティラの娘じゃないかな。
その仕事、受けますよ。火山岩地帯、ね。

 

広場には、大鎌を持った女性の像が立っていた。
これが、カルラさんらしい。
しかし。自分の像が立つのって、こっぱずかしくないか?
特に駅前とかに金の像が立(略)(別の作品の話だそれは)

 

城の前へ。
アイリーン。久しぶりだね。

   「私、カルラ様の
    配下になったの」

しかも、青竜軍副将? 大出世じゃん!
そっか。騎士に、なれたんだね。
(まさか彼女の故郷ロストールで、オンナにもかかわらず「白竜騎士」にされたなんて言えんなこりゃ)

 

26日

火山岩地帯へ。

 

…よく考えたら、みんなの武器、鍛冶屋で火属性にしてたんだっけ(笑)。
ぜんぜん攻撃が効かないでやんの。
私とセラさんの「ホーリーハート」だけで切り抜けた。
そして。
やっぱりティラの娘でした。これもあっさり。

 

29日

ロセン到着。

 

あれ、捜索依頼だ。地下墓地
まさかまたリッチさん…。
い、行きますよ助けますよ。

すぐに行きたいのは山々だけど、とりあえず1泊。

 

30日

宿の外で、何か騒ぎが起きている…。

エルファスさんだ。すごいな。メイドさんの無実を「分かって」しまった。
ま、今回も助けますよ。
今回はとにかく、相手がアホすぎ。何が「恥をかかせおって」だか。どう考えてもあんたの行動がおかしいんでしょうが。
どう考えてもエルファスさんのほうが正しいでしょうが。
これ以上怪我しないうちに、さっさと帰んな!

…え? わかってないなぁエルファスさん。
エルファスさんがどうなるかなんて、全然問題じゃないんだ。
私は、「私がおかしいと思った物をぶっ飛ばす」のが好きなんだ。
(それじゃあただの暴れん坊だよ)
それで負けたら、もっと強くなればいい。
仮にここで死んでも、それは自分の責任だ。自分の意思でやったんだから、悔いはない。
そしてその後。エルファスさんがどうなるかは、エルファスさん自身の問題。
だから、実は私がどう動こうとも問題ないはずなんだよ。
どうしてそこまで私の行動を諌めようとするの? 関係ないはずなのに。

1202年 11月

19日

今回の戦いの功績により、ゼネテスさんは、ロストールの総司令に任命された。そして…。
わわ私までいきなり王様の元に連れてこられて、白竜騎士 竜字将軍なんてのにされちゃったようわわわ。
…。
ところで、私の横にいた金髪の兄ちゃん、誰?
確か…ティアナ様の部屋で聞いた声の人っぽいんだけど。
(実際にマリエルは会ってないわけで、こんな反応になってますな)

 

スラムの酒場にいたゼネテスさん。あれ、なんか、いつもと雰囲気が違う。
ゼネテスさんはしんみりと、赤い鎧のアンギルダン将軍の思い出話をしてくれた。
彼は昔、ロストールの傭兵だったんだって。
子供の頃、肩車をしてくれたような人だったんだって。
思い出の人だったんだって。
…。戦争で、とはいえ。自分の手で、倒しちゃったんだ…。

私も、ちょっと、しんみり。

…と、思ったら。
表通りの酒場に行ってみたら、常連客の恋バナに、テキトーにアドバイスしているゼネテスさんを発見。
ナンダヨ! ナンダヨゼネテスさん!

 

ギルドへ。
あれ、ノエルさんたちだ。カフィンさんとレイヴンさんがもめてる。
2人の言ってる事ってつまり、「堅実に行くか、思うままに突っ走るか」の違いってこと?
そんなの臨機応変でGoですよ!(いや、解決になってないし)

ノエルさんが言う。

   「マリエルさんががんばってるって言うお話、
    旅先で聞く事があるんですよ」

どどどんな噂なんだ、ドキドキ。
多分、ろくでもない噂なんだろうなぁ。(微妙にネガティブ)
そのうち、ナーシェスさんが呼びに来て、みんな行っちゃった。
…そう言えば。
なんか、レイヴンさん、明るくなった?

 

とりあえずこっちは、飢えた者の迷宮にいるというリトルダイモン退治、行ってみましょうか!
戦争なんかじゃなく、久しぶりのまともな仕事ですよ。

 

21日

飢えた者の迷宮に到着。

まず左側に進み、奥のリトルダイモンをさっくり倒した後、ためしに右側の道にも進んでみる。
…あ、あれ? エストさんだ。お久しぶりです。
そういえば、確か神器を持ってましたよね。下さい!(またいきなりそんな)
あぁ、まぁ、やっぱり今はダメですか。仕方ないよね。
エストさんは、ロストールのリューガ邸に、伝言をしてくれるそうです。
吉報、待ってます。
エストさん、がんばってね!

 

23日

ロストールに戻ってきました。
ギルドに報告して、1泊。

 

セラさん、またバルコニーにいる。
なんか、だんだんいろんな事を話してくれるようになったなぁ。
今回は、とんでもない事を話してくれました。
アーギルシャイアは、セラさんの姉さん。行方不明のシェスターさんらしいです。
…あ。
ルルアンタが言ってた、「アーギルシャイアセラさんが似てる」って、このせいだったんだ。
どうやらシェスターさんの体をアーギルシャイアが乗っ取っているらしい。どうすんだそんなの。
つか! 何で今までそんな大事な事話してくれなかったのさ! もしかしたら「さっくり」やっちゃってた可能性もあるんだよ!

   「黙っていたのは
    お前が甘ちゃんの冒険者だからだ

ガーン!
甘ちゃん…今時、「甘ちゃん」…。(ショックなのはそっちかよ)

   「姉を殺してでも
    俺は姉を取り戻す!」

な、なんて本末転倒な…。テンパってるなぁセラさんも。

 

24日

リューガ邸に行ってみました。
さすがに早いかなぁと思ったんだけど、もうエストさんから伝言が来ていました。
うわ…闇の神器の1つ、「焦燥の耳飾り」だ。
でもいいの? 研究してたんでしょ?
(手紙を読む)
そうですか。研究は諦めるんですか。
エストさん自身も神器に取り込まれそうになったところを、ネメアさんに助けられたんだそうだ。
ネメアさんは、無理強いすることもせず、私に神器を渡すことを了承したんだ。
…なんか、ネメアさんのしたい事が、わからないなぁ。

 

一応、ギルドに神器を見せに行く。
あれ、中で誰かが倒れてる。どうしたの?
城塞都市跡に魔物、ねぇ…。
で、あなた以外、全滅かぁ。
シロートさん(新米さんたちだったらしい)にはきつすぎるね、それ。
敵討ち。気持ちはなんとなくわかるし。行きますよ。
吉報、待っててね。

 

28日

城塞都市跡。ここに来るのも久しぶり。

雑魚も結構強いし、宝箱の難易度も高いなぁ。
そして、最奥には。
…やっぱりね。ティラの娘だ。
シロートさんがこれに会ったの? それはもう、運が悪かったとしか思えないな。
セラさんの「ホーリーハート」1撃で沈めたけど。

さ、帰ろ。
あのおにーさんに、報告しないとね。

1202年 10月

1日

アミラル到着。

 

エステルおかえりー!
ねー、おみやげはぁ? おみやげおみやげ!
(子供かおまいは)

 

ギルドへ。
何なんだ一体。また、ミューンの森の捜索依頼。
つかさ、危ないんだから、1人でそういう場所にひょこひょこ行かないでよ一般の方々!
いいですよやりますよマッタクモォ。

更に。
ロストールの傭兵のお仕事だそうだ。
…まぁ、やってみようかなぁ。
ロストールへ行けばいいらしいし。

 

2日

ミューンの森到着。

 

前回と同じ場所にいるんだろうなぁ…と、直行したら、ホントにいた(笑)。
楽な捜索でした。

 

3日

アミラル到着。

 

ギルドまで無事に送り届けてから、即座に虹色の山脈へ。
あの時「ついで」に受けた探索の仕事、忘れてた(笑)。

 

11日

エンシャントで冒険者登録をしてから、1年が過ぎました。
…にもかかわらず私、新米時代にすらしなかったポカをかましてます。

虹色の山脈で、探索アイテム「ハッケェの雫」発見!

   「まったく
    下らん使い走りだ」

う…セラさんごめん。今回はマジで申し訳ない…。

 

19日

アミラル到着。依頼、やっと達成です。
よ、良かった…。

 

1泊。

 

20日

さて、一応引き受けたわけだし。
傭兵さんになる為に、ロストールに行ってみよう。

…と思ったんだけど…

 

28日

邪眼の迷宮へ。
どれだけ長い事放置すれば気が済むんだ。アトレイア様に「色惑の瞳」を持っていかなきゃ!

 

奥へ奥へと進んで行くと…出た! 邪眼の守護者!
なんだか知らんが「色惑の瞳」をよこせ!(それじゃあ強盗だよ)(やってる事は一緒だけど)

(戦闘中)
…あれ、ルルアンタの「シャドウノック」1発で沈んだ。弱いな。

無事に「色惑の瞳」Getです。アトレイア様の目も、これで良くなるね!

 

30日

ロストール到着。

 

エステルはまた用事があるらしい。
今度こそ! おみやげよろしくね。

 

で、城へ。
秘密の通路を通って、まずはティアナ様ー!
ティアナ様は自由になりたいらしいです。
まぁ、エライ人ってのはエライってだけで、いろいろと制限を受けるからねぇ。
自分が望んでその立場になったのでないなら、なおさら。

 

次に。
アトレイア様ー!
お待たせしました。「色枠の瞳」で…あ、シャリさん、ここにいたんだ。
一体なんだったのさエステル誘拐事件は!
(ナチュラルに無視されました)
「色枠の瞳」はアトレイア様の元へ。そして…見えるようになった?
私の事も、ちゃんと見えますか?
良かったですねぇ。

城を出たところで、シャリさんが言う。

   「これで彼女に世界を見せてあげられる。
    悲しみと憎悪に彩られた世界をね!」

むむムキー! なんなんだおまいは!

 

気を取り直して。
城の門兵さんにご挨拶。あの、傭兵募集の依頼を受けたんですけど…。

   「すぐ出撃だ。
    傭兵部隊の詰め所に案内する」

はぁ、ついていきます。

詰め所で待っていると、何故か名指しで呼び出されました。
副司令閣下が? 何で? 私なんかまずい事した?
とにかく行ってみる。
副司令閣下の部屋の前で、案内してくれた竜騎士が言う。

   「ゼネテス様、
    マリエル様をお連れしました」

はぁー? マリエル様? いや様付けで呼ばれるなんてそんな。
(突っ込む所はそっちじゃない)
部屋にいたのはマジでゼネテスさん。あの「テキトー」な兄さん。
まさか、「テキトー」ってのは、軍隊用語での「適当」でしたか?
(軍隊での「適当」=「その時にできる最も適したことをしろ」の意。ガンパレより)
それはともかく、ゼネテスさんは言う。

   「この戦い、
    このまま行けば確実に負ける」

ぶっ!
ゼネテスさんは、ディンガル軍が奇襲をかけて、山越えをしてくると思っているらしい。
でも、その意見は会議であっさり蹴られたらしい。
で。
傭兵の中に私の名前を見つけたので、呼んだんだとか。
「頼りになりそう」って。
マジ? 信頼されてる? うれしいなぁ。

 

ゼネテスさんの予感は、的中した―――。
(※これ以降、絶対起きた日は今日じゃないと思うんですが、日付の確認を忘れてしまったんで(泣)、ここで書いておきます)

 

ディンガル軍の朱雀将軍アンギルダンが、山越えでロストール襲撃。
水路で来る事を予想して陣を引いていたロストール軍は浮き足立ち、各個撃破されていった。

 

ロストールの貴族達がガンガン死んだらしい。
で、あのタルテュバは1人で逃げたらしい。ダメじゃん…。

自害を勧める司令(ゼネテスさんの親父さん)の側近を殴り倒し、ゼネテスさんと私達は、生き残るための計画を立て始める。
…き、奇襲ですか。敵の大将を狙うんですか。
そして私達が先鋒?

   「頼むぜマリエル」
   「うん、やる」(あっさり)

大丈夫、暴れるだけなら得意だ!(それもどうかと)

 

その辺にいる適当な雑魚を蹴散らす。狙うはその赤い鎧!
そこへ出てきたゼネテスさん。一騎打ちですか!
な、なんか知り合いっぽいのね。
そういう事ならお任せします。周りの雑魚は、まーかして!

一騎打ち。
剣と剣が交錯し…倒れたのは赤い鎧、アンギルダンだった。
大将を失ったディンガル軍は、退却を始める。
巻き込まれないように、速やかに私達もこの場から消えましょう!

   「…じゃあな、父っつぁん。
    いつか、あの世で飲み明かそうぜ」

マジで、そういう仲だったんですか。それは…ちょっと辛いかも。

1202年  9月

3日

ノーブル到着。

 

あれ、エステルまた用事?
がんばってね。

とりあえず、1泊。

 

夜。
ルルアンタがバルコニーから空を見上げている。
フリントさん」に向かって呼びかけているようです。

 

4日

特に何もないので、アミラルへ行ってみる事にしました。

 

8日

アミラル到着。

 

ギルドへ。おや、何かもめてるみたい。
親父さんと話をしていた冒険者さんが、いきなりすがり付いてきた。わぁ! ナンダヨ!
幻惑の洞窟に、めっちゃ強い敵がいて困ってるんだって。
ハァ…仕方ないなぁ。
サクッと倒してきます。

 

10日

幻惑の洞窟到着。

 

周りにいる敵を蹴散らし、奥へ。…また後ろから呼び止められた。
サイフォスさんだ。
セラさんとなんだか不穏な会話をしている。
なんつーか、腹の探り合い、狐と狸の化かしあい…(そりゃなんか違うだろ)
とりあえず、あの時のように、一緒に戦う事になりました。

あ、うちら、サイフォスさんのレベル抜いてるわ。
にもかかわらず、今回もライジングサンの1撃で戦闘終了。

   「いつもながら見事な手並みです、マリエルさん」
   「…それって、ヒニク…?」

その時!
いきなりセラさんがサイフォスさんに剣を向けた!
何? いきなり切る気? 血の気が多いとは思ってたけどそりゃトートツすぎだよセラさん!
…というのは勘違いでした。
セラさんのかざした月光に反応して、サイフォスさんの剣「ライジングサン」が、光った!
セラさんは言う。「月光に共鳴して光る剣は、1つしかない」と。
うろたえるように姿を消すサイフォスさん。

月光に反応する剣は、1つしかない。
その剣を持っている人も、1人しかいない。
つまり、サイフォスさんは…。

 

12日

アミラル到着。

 

冒険者さんには報告しました。
さ、心置きなくアナタの依頼を片付けてください。

更にギルドでは、ミューンの森の捜索依頼を受けました。
たいした仕事でも無さそうだし、今から行ってきまーす。

 

13日

ミューンの森

 

ぐわ! ザコ戦で、フェティさまが1撃死。打たれ弱い…。
私が唱えた「ゴッドハンド」ですぐに復活したけど。

捜索自体は問題なく終了しました。

 

14日

アミラル到着。

 

今日は何も考えずに1泊します。

 

15日

ギルドへ。
あれ、セラさんがギルドにいる。
珍しいねぇ、街の中で会うなんて。

   「俺に手紙が来た」

ハァ? セラさんに、手紙?
見せてもらう。差出人は何とサイフォスさん。
「ある女に束縛されている、助けて欲しい」ねぇ…。
虹色の山脈に行けばいいのね。そういう事なら行きますよ。

   「俺は行きたい。
    が、お前次第だ」

うん、だから、行こうよセラさん。

   「俺は行きたい」

だから…。

   「俺は…」

ムキー! あんまりしつこいと行かないぞ!(笑)
まぁ、セラさんがここまで主張するのも、珍しいわな。
いつもは無駄に口が悪くて、喧嘩売ってるだけだし。
(その発言の方が喧嘩売ってる事にはなりはしないかマリエル)

ギルドの親父さんにも話を聞く。
ちょうど、虹色の山脈への探索依頼が出てる。
これは好都合。
受けますよ。ついでに探してくればいいんだもんね。

 

23日

虹色の山脈へ。

 

あ、ゴブゴブ団がいる。
ものすごく気が抜けるよぅ。
あっさり倒して…あぁ、聖杯を手に入れたよぅ、やたーい!
ゴブゴブ団の3人は、聖杯なしでシアワセになる為に、前向きな気持ちで去っていった。
がんばれ! 私も応援するよ。

 

そこへ、セラさんを呼ぶ声が。

   「セラ…、セラ…、来てくれたのか…」

何だこの怪しげな呼び声は。
サイフォスさん登場。
サイフォスさん、マジで、アニキなの?
…いや、いきなりセラさんに切りかかるサイフォスさん。あっさりかわすセラさん。
セラさんはわかってたんだ。「違う」って事が。
確かにね。絶対おかしいって。
だってアニキは無駄にさわやか系
今のみたいに意味もなく耽美入ってるような口調じゃ、無さそうだもん。
そこへ…アーギルシャイア登場!
え、セラさんのおねーさんのいる「危険な場所」って、アーギルシャイアの所なの?
つか! サイフォスさんは、アニキなんでしょ?
今は操られてるだけなんだよね?
た、戦いたくねぇー!
でも、かかってくるならこっちも全力で行くぜ!(どっちなんだよマリエル)

(戦闘中)
うわ、セラさんが役に立たない。攻撃外しまくりだ。
読まれてますか? 仲間だった相手の剣筋は、見切ってるんですかサイフォスさん。
でも、さすがに他3人のは読めなかったっぽい。あっさりボコにする。

そして、アーギルシャイアに切りかかるセラさん。
アーギルシャイアは、サイフォスさんを「ロイ」と呼び、私から聖杯を奪い取って、消えた。

ロイ…アニキの名前。
そうなんだ、やっぱりアニキなんだ…。

1202年  8月

3日

街道で、ゴブゴブ団に会う。わぁ、ひさびさ。
だから、聖杯くださいってば!

(戦う)

あぁ…また、逃げられた…。

 

9日

水晶が導く場所、到着。
なんだか暗い場所だなぁ。

 

奥へと進んで行くと…あ! エステル発見!
大丈夫? 心配したよぅ。

   「マリエル、危ない!」

…え?
なんだかよくわからないけど、慌ててよける。
気がつくと、エステルのそばには…あれ、あなたは、シャリ…さん?
えー! シャリさんがゆーかいはんなの? 何で!?
イヤ実際に手を下したのとは違うらしいけど、そいつを意のままにしてるのなら同じ事じゃないか!

   「こいつは手強いよ。
    勇者様、死んだりしないでね」

あの、シャリさん? 結局何がしたいんですか? 何をさせたいんですか?
しかも、手強いも何も。
フェティさまの「ゲイル」1発で沈みましたが。弱っ。

 

エステルも無事に助け出した。
シャリさんはいなくなっちゃったけど。あの人の真意は何なんだ?
とりあえず、エステルと一緒に、ラドラスへ向かう事になりました。
竜骨の砂漠の中にあるんだって。

 

15日

ラドラス到着。

   「ラドラスは、古代に滅びた
    魔道王国の遺産なんだ」

エステルは、他にもいろいろ話してくれた。
巫女の血を引く族長が、定期調査時にいなければ、ラドラスは砂漠に沈むらしい。
つまり、エステル救出が間に合わなかったら、そうなっていたってわけか…シャレにならんね。

 

定期調査を受けたエステルは、ラドラスから唯一、外を見ることができる場所へ行く。
そこで、魔道都市の話や、4人の巫女の話を聞いた。
「ここに縛られる気はない」、とエステルは言う。また、冒険につれてって、と。
いや、まだエステルとパーティーは組んだ事な(略)

 

広場で、お説教を食らっている人を見た。怒っている魔道士さんに話を聞いてみる。
…え、首飾りを探したアレって、そういう意味だったの!?

 

さて、これからどうしようかな。
ここからロストール…いや、それは何かバカみたいな道筋だな。
おとなしくリベルダムへ向かいます。

 

19日

リベルダム到着。

 

あ、ノエルさん達がまた襲われてる!
巻き込まれるように襲撃者の1人を相手にする私達…って、私1人!? そうだ、いつも通り、街の入り口で解散したんだっけ!
まぁいいけど。「シャドウノック」の1撃で終了したし。
さて、ノエルさん、大丈夫?
どうでもいいけど、こういう時必ずナーシェスさんいないよな。

   「マリエルさんに負けないくらい
    強くなります!」

ノエルさんはそう言って、去っていきました。
…かつて。
私もそんな風に思いながら、大陸を回ったな。
あの頃は、アニキもセラさんも、ネメアさんも、ものすごく強くて。絶対追いつけなさそうなくらい強くて。
いつか、ああなりたいと思ってた。
気がついたら私は、「誰かを追いかける」だけじゃなくて、「誰かから追いかけられる」ようにもなっていたんだね。
まだ、あの日から1年も経っていないのに。
あの日からずっとパーティーを組んでるセラさんにも、まだ追いつけていないのに。

(…「一緒に戦ってりゃ相手だって強くなるから追いつけないの当たり前」って意見は聞き流す)

 

広場へ。
こ、こっちにはエルファスさんがいるよぅ。
…邪魔しに出てきたやつ、なんだか言い分がムカツク。
エルファスさんはまた何か言うかもしれないけど、私は私の心の平穏の為(笑)に、手助けさせていただきます。

(戦闘終了)

…くーっ、やっぱり言われた…けど…あれ?

   「世話になったな」

お、おおおお礼言われちゃったよー!

 

ひさびさに1泊。

あれ、セラさん、またバルコニーにいる。
今日もちょっと話した。今日は、ロイ…アニキの話。
確かにあの日、セラさんは言ってた。アニキは生きている、って。
何故かは私にはわからなかった。セラさんが言うには、月光(セラさんの剣)が教えてくれたらしい。
アニキが修行の旅をしている時、一緒だったセラさん。
2人が冒険中に見つけた1対の剣。それが月光と、アニキが持っていた日光。
日光は、月光をかざすと、それに反応して光るらしい。

   「でも、それだけだったら…。
    アーギルシャイアが日光を持って消えた、
    って事もありうるんじゃあ?」
   「日光は聖属性。
    魔人であるアーギルシャイアには扱えない」

つまり、アニキが、自分の手で。
日光を持って姿を消したとしか考えられない、って事らしい。

セラさん、最後に何か言いかけてたな…。

 

20日

ギルドへ。
…はぁ、ロティ=クロイスさんのお屋敷にお届け物ですか。
届けはしたけど…なんか怪しいなぁ。
中身はなんだかわからないし、差出人の名前もない。
何かやばそうな気がするんだけど。

 

ノーブルへと行ってみる事にしました。

 

22日

ノーブルへの道で、ノエルさんたちに会った。なつかれてるなぁ。
あれ、そこにエルファスさんが来た。珍しいな、街道で会うなんて。

…ハァ?
「死の羽音」って、何? レイヴンさんの事?
う、うっそ。レイヴンさんが、元、施文院の酷死天使…。確かに顔色悪そうでアヤシイとは思ってたけど(笑)。
エルファスさんは、レイヴンさんを引き渡せ、と言う。「処分するから」、と。
それは…心情的に理解できーん! 邪魔させてもらいま…あ、ノエルさん…

   「あなたに渡すわけにはいきません!
    私の大切な仲間です!」

…ずきゅーん。ノエルさん、いい子だよ…。(ホロリ)
エルファスさんは引いてくれた。無限のソウルを持つ者2人を相手にしてまで消す利はない、と。

そして、レイヴンさんの告白。
ノエルさんたちの前から去ろうとするレイヴンさん。必死で止めるノエルさん。

   「昔のレイヴンが何をしてたのか、私は知りません!
    でも、私には今のレイヴンが必要なの!」

…いい話だー! ベッタベタで、こんな展開、大好きだー!
ホントに、ホントに素直でいい子だねぇノエルさん…。

 

26日

ノーブル到着。

 

ギルドへ。
…ふーん。未開の森で、デルピュネ退治ですか。受けてみましょ。
そろそろまっとーな仕事がしたいし。

 

30日

未開の森到着。

 

ガンガン進んでいくと…アレ、何だあいつら。
3人組が道を塞いでる。
盗賊さんのようです。いきなり襲ってきたので、あっさり返り討ち。
そうしたら、森の更に奥から声がした。出てきたのは赤い服の女性で…お。おかしらぁ?
セラさん、どうしてあなたはそう喧嘩腰なんですか…。
彼女は、ワッシャー海賊2代目頭領の、ヒルダリアさん、と言うらしい。
海に大イカが現れて、今は船を出せないんだそうだ。で、イカを倒して欲しい、と。
(どうでもいいけどこの3人組、かわいいなぁ。あねさんとヘボ子分、って感じ)
イカを倒せば、船を自由に使わせてくれるらしい。
確かに、行ける所が増えるってのは悪い話じゃないかも。

   「下らん、時間の無駄だ」

そうですか。セラさんは乗り気じゃないのね。

それはいいんだけど。
デルピュネはどこにいる! 退治できーん!

 

無事にデルピュネを退治した後、ちょっと迷う。イカ、どうしよう…。
こ、今回は、パス。
一応ヒルダリアさんに会って、「ちょっと待って」と言っておく。
もっと強くなったら、必ず倒しに来るから! 絶対来るから!
それまで、待ってて。

1202年  7月

13日

大陸をほぼ横断するように移動し、アルノートゥンに到着。
(途中、あちこちの街にに寄ったんだけど、仕事も何もなかったので省略)
ここはかなり久々だなぁ。

 

ギルドへ。
アキュリュースの傭兵? 1戦毎に報酬?
やってみようかな…。
ついでに仕事もチェック。
他の仕事は…ないなぁ。
そういう事なら、そのままアキュリュースに向かいます。

 

19日

アキュリュースに到着。

 

街の中で、アイリーンに会った。
ノエルさんのパーティーが、最近、大活躍らしいです。
うわ、負けてらんないや。がんばろ。(何を?)

 

神殿前へ。
神官長様に、傭兵として認めてもらいました。「この地を守る盾となれ」と。
なんだかカッコイイな。←のん気
さて…。

   「神官長様!
    ディンガルの軍船が
    攻めてまいりました!」

ぶうっ! な、なんてタイミングだよ。

水上では、船とミズチの戦いが繰り広げられています。
すごいや竜王ミズチ。伊達にLv34じゃないや。「体当たり」や「押し潰し」で船団は壊滅状態だね!
(いや竜王て。Lv34て。それ他のゲームだし)
私達は、ミズチをかいくぐって上陸してきたやつらを倒しますよぅ!

   「ミズチに比べれば
    恐ろしくはないわ!」

…言ってくれますねディンガル兵さんたち。
でも、お生憎様。こっちもそれなりには強いんで。
私が「ファイア」1発食らっただけで、危なげなく終了しました。

 

戦い終わって。
イークレムンさんが、傷ついた兵士達の手当てをしています。敵も味方も関係なく。
その場にいた傭兵のツェラシェルさんが、ミズチの事を口にする。

   「あれ、人を喰わねぇのかな」
   「ミズチは精霊に近い水の妖精。
    何も食べすに生きているんです」

すごいやミズチ。さすが竜王!(だから違うってば)
ちょっと熱くなってるイークレムンさん。た、頼むから落ち着いて…

   「人を食べて生きているのは、
    人を殺してお金をもらっている
    あなたたちの方です!」

どぎゃーん。そ、その言葉は私も対象に入ってるんですよね?
…でもさ。
誰かが攻めてきた時。自分の後ろに自分よりも力のない方々がいる時。
そんな時でも、守るための戦いすら、認めてくれないんですか?
降りかかる火の粉を払う事すら、してはいけない事なの?
確かに、「傭兵」として雇われてたけどさ。
それでも私は、「仕事」だからじゃなくて、「この町を守るため」に戦ったんだけどな…。
(その割に直前はのん気だったよなマリエル)
こういうヤツもいるんだって事、忘れないでイークレムンさん。

 

とりあえず、1泊。

 

20日

ギルドへ。
…あれぇ、仕事、0?
まぁ、今のアキュリュースは情勢が不安定だからねぇ。仕方ないか。

 

頭では理解できるけど、こっちは生活がかかってる。仕事ないと何もできないよ!
移動します。ドワーフ王国へと。

 

26日

ドワーフ王国到着。

 

ここにも、特に変わった仕事、ないなぁ。
とりあえず、ロストールへの、呪いアイテム配達、いただきます。
即座に出発。

 

30日

ロセン、陥落。
成し遂げたのは、青竜将軍カルラ。
東方6カ国を圧倒的な速さで攻め落としたカルラは、「迅速な戦術家」「青い死神」と呼ばれるようになった。

 

ロストール到着。

 

街の中で、変な2人組が私に近づいてきた。彼らは「砂漠の一族」の方だそうです。
つかあの時ぶっ飛ばした(笑)2人じゃん。いや、あの時は、マジでごめんね。
ハァ? エステルが、族長?
…そりゃあ大変だろうなぁ(笑)。
で? 今日は何の御用ですか?
エステルが…行方不明? で、それを私に探して欲しい、と?
…。
まぁ、確かに私は「適任」だろうね。
彼女の首飾りと引き合う水晶を持ってるわけだし。トモダチだし。(一方的に思っているだけ)
何も手がかりがないより、やりやすいよね。
おっけ、探しますよ。個人的にも心配だ。

 

広場へ。
あ、エルファスさんだ…。
子供を助けているみたい。
そこへ、あのイヤな貴族のタルテュバがやってきた。
また勝手な事言ってるよ。なーにが「ティアナと結婚」だか。アンタどう考えてもそんな器じゃないし。
タルテュバよりも子供を優先しようとするエルファスさん。そうしたら…。
き、貴様、子供に手ェ上げたな!(つかマジで、殺した!?)
許さん! 相手が誰だろうと知るか!(激怒) おまいらなんぞ私一人で十分だ、剣すらいらん。拳一つでぶっ飛ばーす!
(それができればどんなにいいか…実際にはいつもの様に切り捨てましたさ)
逃げるタルテュバ。い、いつか必ず心ゆくまでぶちのめす…。(穏やかじゃないですマリエル)

殺された子供は、エルファスさんが、「神の力」で助けました。
す、すげぇ…。(純粋に感動)

 

せっかくなので、ティアナ様に会いに行ってみた。
相変わらず、気さくな方ですねぇ。
―――あ、誰か来た。
慌ててクローゼットに隠れる。
入ってきたのは…ティアナ様曰く、公爵様?
レムオン様、と言うらしい。幼馴染の方らしい。

聞くとはなしに、2人の会話を聞く。
ティアナ様の婚約者、って…誰?
酒と博打に溺れてる? 一体どんなゴクツブシだ。

ティアナ様、これから御用があるんだって。
仕方ないなぁ。では、今日のところはゴキゲンヨウ。

 

隠し通路の先には、もう1部屋あった。
せっかくなので、入ってみる。ん、誰かいる…?
行った先は、暗い部屋。中には、女性と…子供?
女性はアトレイア王女。ティアナ様のイトコらしいです。
子供のように見えたのは、学者のシャリさん。はるか東からやってきたらしい。
目の見えないアトレイア様の為に、『色惑の瞳』という宝石を見つけて欲しい、と言われました。
シャリさんは言う。「それさえあれば、彼女に光を取り戻せる」と。
ロストール北西の、邪眼の迷宮にあるのね。りょーかい。
…どうでもいいけど、「勇者様」って呼ぶのはやめて欲しい…。

 

地図で、行き先に、水晶の導く場所が追加されてる。
ここから10日か…。さぁ出発ですよ!
エステル、待っててね。

1202年  6月

1日

紺碧の洞窟到着。
ちまちま戦っていたら…あー、水の精霊力レベルがMAXだ。
これ、Lv10で頭打ちなのね。なんだかなぁ。際限なく上げる事ができても良さそうなんだけど。

 

奥へ奥へと進んで行くと、後ろからいきなり声をかけられた。

   「そちらにいるのは、闇の怪物。
    ティラの娘と呼ばれ…」

ティラの娘? 何かかつて、チラッと聞いた事があるような…。確か、オルファウスさんのところで…。
しかし、記憶をたどっている間にも話は進む。
ティラの娘は強いらしいです。そうですか。情報ありがとうございます。
つかアナタ誰デスカー? その怪しげな仮面は一体、何。
何だかわからないままに、一緒に戦う事になりました。まぁ、戦力が増えるのはいい事です。仕事完了への確実性も上がるしね。
あれ、セラさん、どうしたの?

   「あれは…?
    いや、まさか…」

はい、そこ! 1人で悩まない。自己完結しない!

こ、この人、強っ!
スキル使用でとは言え、1撃ですかー。

ところで。
あなたをサイフォスと呼ぶ「あのお方」って、誰の事ですか?
そして、自分の事を「仮面の僕」とか言ってるのは、マジですか?
セラさんはセラさんで、やけにサイフォスさんが気になるようです。
…。
まぁね、確かに変な感じはしたけどさ。必要以上に丁寧なところとか。
(絶対、論点が違う)

 

4日

テラネ到着。

 

エルファスさんがいた。村のお子様にせがまれてる。
友人(カメ)を助けて欲しいらしいです。了承するエルファスさん。
あれ、まただ。また兵隊がやってきた。
…ホントに睨まれてるのね…。
この場合、あなたが何を言おうと気にせずに、助けますよ。
エルファスさんはこの後、あの子のトモダチを助けなきゃいけないんだから、今は下がっててよ。

エルファスさんは、捨て台詞を残して、村の出口の方へと歩いて行ってしまいました。明らかにお子様の行った方向とは違う。
…え、ちょっと! カメさん、助けなくていいの!?

 

特に目新しい仕事はないな。他の街へ行こう。

 

8日

エンシャント到着。

 

まずは1泊。
テラネでは宿屋、使えなかったからなぁ。

 

9日

酒場でアイリーンにからまれる(笑)。
そうか、アイリーンはからみ酒のタイプですか。
頼む、素面で下戸な私にからんでこないでぇ。
それはともかく。アイリーンは、こんな話をしてくれた。

私は、アイリーンの幼馴染にそっくりらしい。
その幼馴染は、アイリーンをかばって、死んだらしい。
守ってやれなかった、って、今でも思っているらしい。
いろいろあったんだねアイリーンも…。

 

墓地でまた、ザギヴさんに、「付きまとわないで」って言われたよ…。そんなつもりはないんだってば。
単に、行った先の街の中を散策するのが趣味なだけだってば!
そのザギヴさんに、港で声をかけられた。

   「あなた、名前は?」
   「あ、ハイ、マリエルです」
   「マリエル…?」

何か、私の名前、知ってるっぽい?

 

ちょっとスラムの隠れ家に寄ってみた。ゾフォルさん、こんちはー。
ゾフォルさんは、子供の頃の辛い思い出を語ってくれました。
やっぱり、ゾフォルさんにもいろいろあったんだねぇ。
つか、この大陸には「平穏無事」に暮らしてたような人はおらんのか。
(単にそういう人は目立たないだけだろ)

 

賢者の森に、ブラウンベアが出るらしいです。
行くぞ退治!

 

10日

賢者の森へ。
うわ、ザコ敵が強くなってる!

…でも、ザコはザコ。フェティさまの「ブレイズ」1発で瞬殺。MPはガンガン減るけど、楽だねこりゃ。
つか、ブラウンベアも瞬殺(笑)。いやぁん、フェティさま、ステキよ!
(キモチワルイよマリエル)

 

ついでに猫屋敷へ。
ネモさん、せっかくなので、みんなの友好度を教えてください。
…ぐわ。アイリーン、ヤバイくらいに盛り上がってます。
ゼネテスさんは、信頼してくれてます。
あ、やっとセラさんが信頼してくれるようになったよ!
後は、フェティさまとルルアンタがオトモダチになってくれたようです。
他はドングリの背比べ。

 

さて、帰ろ…あれ、セラさんどうしたの?

   「お前は先に行ってろ」

いいけど…外で待ってるから早めに戻ってきてね。

セラさんはオルファウスさんに何かを訊いている。神聖語…?
「サイフォス」と言う言葉の意味を聞いたみたい。
オルファウスさんは即答した。「日食」だと。

つか、セラさーん。お礼くらい言おうよ…。

 

11日

エンシャント到着。
MPがピンチ。1泊する。

 

あれ、ルルアンタ、どうしたの?
え、セラさんと、アーギルシャイアが、似てる…?
つかルルアンタアーギルシャイアを見た事、あったっけ?
…ありゃ、かわされた。
セラさんとアーギルシャイア
似てるかなぁ?
似てるのはせいぜい、露出度の高さくらい…いやいやいやいや。

 

12日

また、街中をウロウロ。

 

墓地でザギヴさんハッケー…っと、声をかけるのは、やめておこうかな…。

   「少し、待ってて」

えっ? すすすすいません。

なんだか楽しくお話してしまいましたよ。いい感じです。

 

しかし…。
仕事ないな。移動しよ。
せっかくだから、神器を探しにウルカーンに行ってみようかな。

 

20日

ウルカーン到着。

 

ギルドへ。
街の男の子が必死になって親父さんに説明しています。
鳳凰山に、鳳凰が出る、と。
よし、おネーさんが見つけてやる、まーかして!
と、安請け合い(笑)したら、男の子が10ギアくれました。彼の今月のお小遣い。
なんだか責任重大です。
しかもギルドから、鳳凰山での行方不明者捜索も依頼されました。
りょーかい! 今から行ってきますよ。

 

21日

鳳凰山到着。

 

ガンガン上っていきます。
頂上へ…イター! マジでいたよ鳳凰が。
あれ、それと…そばにいるのは、ゾフォルさん?
鳳凰をたきつけてる?
ゴルァ! 誰が「きょーあく」じゃ!
たきつけられた鳳凰と、戦う事になってしまいました。単にいるかどうかの確認に来ただけだったのになぁ。
しかし。
この鳳凰、ティラの娘だったようです。
そりゃ倒しておかないとな。

 

ところで。
探し人はどこよ。
1度下まで探しに行く。…いない。
もう1度頂上まで上る。
お、同じ日に同じ山登山2回…。
いた。頂上に。
んもー、さっきはどこにいたんですか、全く。
あっさり救出。さ、帰ろ。

 

22日

ウルカーン到着。

 

ギルドにいた男の子に報告する。
確かに鳳凰はいたけど、あれは悪い鳳凰だったよ。

   「大きくなったら、お姉ちゃんみたいに
    自分の力で見て回れるようになるよ!」

嬉しい事言ってくれるねぇ。

さて、気がつけば、貧弱だったレベルも20まで上がりました。
大事をとって、宿で1泊。

 

夜。
バルコニーに立つセラさん。
隣の部屋のバルコニーに出て行くと、

   「話がしたい」

珍しくセラさんが切り出した。
今まで隠してた事、話してくれるんだ。…うん、聞くよ。

セラさんは話す。
シェスターと言う名の姉さんの事。
行方不明になった姉さんを探している事。
その旅の途中で、私に会った事。
姉さんがいる場所は、かなり危険な場所らしい事。
どうしたら助けられるのか…、と。

   「いや、これは愚痴だったな…」

セラさんは、そう、話を切り上げた。
…んー。
グチでもいいよセラさん。どんどん話してよ。
どんな話だって、口にすればすっきりするし、話してくれればみんな、1人じゃどうしようもない時にセラさんを助けてくれるよ。

 

もちろん、私だって。

 

23日

神殿に行ってみました。
この街で、神器がありそうな所って、神殿くらいだしね。

 

…あれ、シェムハザさんと、それに対するように…ネメアさんパーティーだ。ネメアさんはいないけど。
闇の神器を手にしようとしたダークエルフさん(名前…頼むから名乗ってくれ。いまさら無理か?)とゼリクさんが、神器の力で魔物と化したシェムハザさんに、力を吸い取られた! なんだかヤバそうだ!
ドルドラムさん! 頼まれなくてもアレは私達が何とかします。あなたは、2人を助けて!

…あれ、セラさんの1撃で片がついちゃった。

そして私は、『束縛の腕輪』を手に入れた。

   「次は、渡さないわ!」

との言葉を残し、彼女達は去っていきました。

 

―――個人的に。
ありがとうドルドラムさん、彼女を呼んでくれて!
これでやっと名前で呼べるよ!
彼女はオイフェさん! ダークエルフのオイフェさん! うわぁい!
(雰囲気ぶち壊し)

 

ギルドで腕輪を確認してもらい、1個目探索、終了!

1202年  5月

4日

ロストール到着。こっち周りで行く事にしたんで。
エンシャント周りだと、船での移動になるからね。船上で襲われたら、必ず戦わないといけないし。

 

ギルドに顔を出す。親父さん、何か、ついでの仕事、ない?
ドワーフ王国への配達ですか。一応通り道だし、その仕事、もらうね。

 

さぁ、今回は休まず出発ですよ。

 

8日

ドワーフ王国到着。

 

あ、エステルだ。
これから復帰できるって!
なんだかよくわかんないけど、お仕事、お疲れ様。

 

ちとMPヤバ目。宿で1泊。

 

9日

1晩休んで、元気いっぱい。
アキュリュースを目指しますよ。

 

15日

アキュリュース到着。

 

広場にアイリーンがいた。
先生の事を心配してる。…先生?
多分、ご実家の近くの道場主、オッシさんの事だと思うけど。やさしいねぇ。
騎士になれるように、がんばってね。

 

神殿前で、イークレムンさんに会った。
母さんの形見のイヤリングを見ていると、赤い鎧の大きな男の人と、自分に似た感じの女性のイメージが浮かんでくるんだって。
それって、イークレムンさんのご両親、なのかな。
ふぅ…形見、か…。
父さんと母さんの形見、そう言えば持ってない。唯一あるのは、父さんにもらった『復活の真珠』だけ。
なんだか使えない。手放せない。

 

さて。
仕事もないし、移動しようかな。
そうだな、とりあえず、エンシャントに行ってみましょ。

 

23日

歴史が、動く―――
ネメアさんが、闇に染まった現皇帝を倒し、自分が帝位につく。
そして、大陸全土に戦いを挑む。

 

そんな中、エンシャント到着。

 

あれ、エステル、また仕事?
行ってらっしゃい。気をつけてね。

 

とりあえず1泊しておく。

 

24日

墓地で、ザギヴさんを見かけた。

   「あ、あのー…」
   「付きまとわないで!」

ガーン! 単に声かけただけじゃん!
しかも会うのはかなり久々ですよ?

 

ライラネート神殿を出たところで、ベルゼーヴァさんにつかまった。

   「エスト=リューガ博士について、知っているか?」

確か、前に1回、会ってるかな。
やたらとべた褒めしますねエストさんの事。
…でも、何故それを私に話すんですか?

 

スラムへ。
あれ、何かおじいさんが兵士に囲まれてる。
おじいさん自体もなんだか怪しい(笑)けど、一応、助ける!
…あっさり兵士を叩きのめす。
(あちこちで国家権力を叩きのめしているような気がする。そのうち消されるぞマリエル)
おじいさんは、妖術宰相ゾフォルと名乗った。お、お尋ね者ー?
でもまぁいいや、ついて行く(笑)。
彼の隠れ家に行けるようになりました。
でも、彼曰く、「いずれ対立するだろう」
そうですか…じゃ、その時までは仲良くさせてもらいますよ。

 

ギルドへ顔を出す。
あ、あれ、あなたはノエルさん! 元気そうだね。
冒険者になったそうです。強くなるために。
一緒にいるのは…カフィンさんも、お久しぶりです。お変わりなくて安心しました。
それから、レイヴンさん。あれ、確かあなたもオズワルドでお見かけしましたね、チラッと。
更に…アナタはアミラルで会ったエルフさん! ナーシェスさんと言うのですか。
皆さん、よろしくね。旅先でもまた、会えるといいね。

ノエルさん達が出て行った後で、こっちも仕事を探す。
魔道の塔での『闇中花』探索、ってのをやってみましょうかね。

 

さて、魔道の塔は確か、ここのスラムから奥に進んだところにあったよな…と、ノトゥーン神殿の前を通ろうとしたら。
エルファスさんだ。また説法してる。いや、何も他教の教会前でやらなくても…。
そこへ兵士がやってきて、エルファスさんを手荒に止めようとしてます。
街の人が止めに入ったら…あんたら、一般人に手ェあげたね!?
そういうのは好かーん! 叩きのめす!
止めに入った街の人の怪我は、エルファスさんが「奇跡の力」で治したようです。魔法で治したのよりも、きれいに。
なんだかだんだん、エルファスさんを信じる人も増えてきているみたい。
で、よ。

  「力でどうにかしようとするのは
   君もあいつらと変わらない」

ですか?
ちょいムカ。
人にはそれぞれ、できる事とできない事がある。
そして、人にはそれぞれ、譲れるものと譲れないものがある。
譲れない事が目の前で起きて、それに対して「自分のできる事」をしないなんて、あたしゃヤだね。
今の段階では、あの行動が、私にできる「精一杯」だ。ベストを尽くして何が悪いんだ。
むしろ、「神に祈れ、祈る事しかするな」と言いたいんですか?
それこそ、思考が止まってやしませんか?
エルファスさんこそ、病的に「物理的な力を使う人を非難してる」ように見えるぞ今までの言い方じゃ。
(いきなり、「今日の力説」。どうしたマリエル)
…でも、まぁいいです。別に議論をしたいわけじゃないし。
とりあえず、道中お気をつけて。

 

さて、気を取り直して。魔道の塔です。
『闇中花』は簡単に見つけたんだけど、一応ガンガン奥へと進んでみます。
ワープを延々と繰り返し、行った先には…
ナニ!? 壁に埋まってる人がいる?
こっちが名乗ってもいないのに、「マリエル」って呼ばれたよ。怖っ!
彼はシャロームさん。竜王によってゆがめられた歴史を教えてくれるらしいです。
「また来い」って言われたけど、ここ、結構遠いからなぁ。メンドクサイ。(そんな)
しかも、帰り際の台詞が気になる。聞こえてるぞゴルァ!
利用されっぱなしになんて、ならないぞ! …多分。

 

ギルドへ戻ったら、親父さんに呼ばれました。
私を名指しで、闇の神器を探して欲しいという依頼が入っているらしい。
依頼主は…ケリュネイアさん、ねぇ…。
とりあえず、わかっている神器の場所は3つ。

  1. 罪深き者の迷宮
    ただしいつもあるわけではない。(メーワク)
  2. ウルカーン
  3. エストさんが持っている

他にも9個あるらしい。げふ。
詳しい話は、ライラネート神殿にいる依頼者本人に聞いてくれ、だって。

 

ギルドの外に出たら。あ、なんだか顔なじみのダークエルフさん。
いい加減、名前を聞いておかなかったのが痛いなぁ。
(台詞のところにはしっかり名前が書いてあるんですけどね。マリエルにはそんな物見えてないわけで。今までに互いに自己紹介したような時間もないし)
え、ネメアさんも闇の神器を探すの?
そしてアナタもついてくの?
パーティーは他に、ボルダンのゼリクさん。(あの日急に戦いを挑んできた方)
それから、ドワーフのドルドラムさん。(墓地ではどうも)
うわー。敵に回したくないなー。
で、でも、これは仕事。負けないぞぅ!(マジ!?)

 

すいませんケリュネイアさん。いい加減疲れました。
1泊します。待っていてください。(1日待たせるのかマリエル)

 

25日

ライラネート神殿へ。あれ、誰もいない。1日待たせたから、帰っちゃった? どうしよう…。
と、そこへ1人の女性が入ってきた。彼女がケリュネイアさん。
どうやら彼女は、神器をネメアさんに渡したくないらしいです。なんだか力説してます。

   「でも、悪用するとは限らないんじゃあ…」
   「甘いわ、マリエル。
    英雄は、いつまでも英雄でいるとは限らないのよ」

彼女は更に言う。ネメアさんの父親は人間ではない、と。父親は、魔人バルザーだと。
バルザー? 何か聞いた事があるような…。
(必死に記憶を手繰る。そりゃもう地引網で根こそぎ)
ぇえー! こ、この前ネメアさん、自分で倒しちゃったよ!
と、慌てるマリエルを無視するケリュネイアさん。
あー…ホントにネメアさんが信じられないんだなぁ。

ま、いいや。一応、依頼は受けておきます。
のんびりやりますよ。

 

ギルドで、テラネへの配達の仕事をもらいました。
出発です。

 

27日

街道で、何か揉め事が起きている。
あれは…ノエルさん達だ。何か、襲われているようです! 相手は3人、結構手足れっぽい。
ノエルさんたちも、何故か3人。ナーシェスさん、何故いない…。
ノエルさん、加勢します! と走りよったら、襲撃者の1人がこっちに向かってきました。
お、おっけ。1人くらいなら、今の私達でも大丈夫!
何でこんなに弱気かって、現在、うちのパーティーは4人とも呪われてるから(笑)。呪いのアイテム配達中なんだよぅ。

襲撃者を撃退したところで、ナーシェスさん登場。遅いよ…。
ナーシェスさん曰く、襲ってきた奴らは、「施文院」の者らしい。…何ソレ。
ノエルさんもわからなかったらしく、私の代わりに聞いてくれた。ナーシェスさんが説明する。
んー、つまりは、行き過ぎた狂信者集団ってところですか?
(も、もうちょっとやわらかい言い方はできないものか…)
何でいきなり襲われたんだろう? ノエルさん達、気をつけてね。

 

29日

テラネ到着。

 

アイリーンに会う。
久しぶり。元気だった?
なんだか機嫌のいいアイリーンに誘われて、森の奥へ。

アイリーンは、旅の話をしてくれた。
カルラって名前のかっこいい女の子に会ったんだそうだ。
彼女と一緒に、閉鎖されているロセンに入り込んで、王様を懲らしめたんだって! なんだかすごいじゃん!
カルラさんはディンガルの騎士らしい。

   「私も、ディンガルでなら
    騎士になれるかも」

と、かなり舞い上がっておられました。
がんばってねアイリーン

 

ギルドへ。
親父さんから、ちょっと大きめの仕事をいただきました。
紺碧の洞窟の魔物退治。
1度行った場所だし、勝手知ったるなんとやら。(いやそこまでは知らんだろうに)
行ってきます!