1202年 10月

1日

アミラル到着。

 

エステルおかえりー!
ねー、おみやげはぁ? おみやげおみやげ!
(子供かおまいは)

 

ギルドへ。
何なんだ一体。また、ミューンの森の捜索依頼。
つかさ、危ないんだから、1人でそういう場所にひょこひょこ行かないでよ一般の方々!
いいですよやりますよマッタクモォ。

更に。
ロストールの傭兵のお仕事だそうだ。
…まぁ、やってみようかなぁ。
ロストールへ行けばいいらしいし。

 

2日

ミューンの森到着。

 

前回と同じ場所にいるんだろうなぁ…と、直行したら、ホントにいた(笑)。
楽な捜索でした。

 

3日

アミラル到着。

 

ギルドまで無事に送り届けてから、即座に虹色の山脈へ。
あの時「ついで」に受けた探索の仕事、忘れてた(笑)。

 

11日

エンシャントで冒険者登録をしてから、1年が過ぎました。
…にもかかわらず私、新米時代にすらしなかったポカをかましてます。

虹色の山脈で、探索アイテム「ハッケェの雫」発見!

   「まったく
    下らん使い走りだ」

う…セラさんごめん。今回はマジで申し訳ない…。

 

19日

アミラル到着。依頼、やっと達成です。
よ、良かった…。

 

1泊。

 

20日

さて、一応引き受けたわけだし。
傭兵さんになる為に、ロストールに行ってみよう。

…と思ったんだけど…

 

28日

邪眼の迷宮へ。
どれだけ長い事放置すれば気が済むんだ。アトレイア様に「色惑の瞳」を持っていかなきゃ!

 

奥へ奥へと進んで行くと…出た! 邪眼の守護者!
なんだか知らんが「色惑の瞳」をよこせ!(それじゃあ強盗だよ)(やってる事は一緒だけど)

(戦闘中)
…あれ、ルルアンタの「シャドウノック」1発で沈んだ。弱いな。

無事に「色惑の瞳」Getです。アトレイア様の目も、これで良くなるね!

 

30日

ロストール到着。

 

エステルはまた用事があるらしい。
今度こそ! おみやげよろしくね。

 

で、城へ。
秘密の通路を通って、まずはティアナ様ー!
ティアナ様は自由になりたいらしいです。
まぁ、エライ人ってのはエライってだけで、いろいろと制限を受けるからねぇ。
自分が望んでその立場になったのでないなら、なおさら。

 

次に。
アトレイア様ー!
お待たせしました。「色枠の瞳」で…あ、シャリさん、ここにいたんだ。
一体なんだったのさエステル誘拐事件は!
(ナチュラルに無視されました)
「色枠の瞳」はアトレイア様の元へ。そして…見えるようになった?
私の事も、ちゃんと見えますか?
良かったですねぇ。

城を出たところで、シャリさんが言う。

   「これで彼女に世界を見せてあげられる。
    悲しみと憎悪に彩られた世界をね!」

むむムキー! なんなんだおまいは!

 

気を取り直して。
城の門兵さんにご挨拶。あの、傭兵募集の依頼を受けたんですけど…。

   「すぐ出撃だ。
    傭兵部隊の詰め所に案内する」

はぁ、ついていきます。

詰め所で待っていると、何故か名指しで呼び出されました。
副司令閣下が? 何で? 私なんかまずい事した?
とにかく行ってみる。
副司令閣下の部屋の前で、案内してくれた竜騎士が言う。

   「ゼネテス様、
    マリエル様をお連れしました」

はぁー? マリエル様? いや様付けで呼ばれるなんてそんな。
(突っ込む所はそっちじゃない)
部屋にいたのはマジでゼネテスさん。あの「テキトー」な兄さん。
まさか、「テキトー」ってのは、軍隊用語での「適当」でしたか?
(軍隊での「適当」=「その時にできる最も適したことをしろ」の意。ガンパレより)
それはともかく、ゼネテスさんは言う。

   「この戦い、
    このまま行けば確実に負ける」

ぶっ!
ゼネテスさんは、ディンガル軍が奇襲をかけて、山越えをしてくると思っているらしい。
でも、その意見は会議であっさり蹴られたらしい。
で。
傭兵の中に私の名前を見つけたので、呼んだんだとか。
「頼りになりそう」って。
マジ? 信頼されてる? うれしいなぁ。

 

ゼネテスさんの予感は、的中した―――。
(※これ以降、絶対起きた日は今日じゃないと思うんですが、日付の確認を忘れてしまったんで(泣)、ここで書いておきます)

 

ディンガル軍の朱雀将軍アンギルダンが、山越えでロストール襲撃。
水路で来る事を予想して陣を引いていたロストール軍は浮き足立ち、各個撃破されていった。

 

ロストールの貴族達がガンガン死んだらしい。
で、あのタルテュバは1人で逃げたらしい。ダメじゃん…。

自害を勧める司令(ゼネテスさんの親父さん)の側近を殴り倒し、ゼネテスさんと私達は、生き残るための計画を立て始める。
…き、奇襲ですか。敵の大将を狙うんですか。
そして私達が先鋒?

   「頼むぜマリエル」
   「うん、やる」(あっさり)

大丈夫、暴れるだけなら得意だ!(それもどうかと)

 

その辺にいる適当な雑魚を蹴散らす。狙うはその赤い鎧!
そこへ出てきたゼネテスさん。一騎打ちですか!
な、なんか知り合いっぽいのね。
そういう事ならお任せします。周りの雑魚は、まーかして!

一騎打ち。
剣と剣が交錯し…倒れたのは赤い鎧、アンギルダンだった。
大将を失ったディンガル軍は、退却を始める。
巻き込まれないように、速やかに私達もこの場から消えましょう!

   「…じゃあな、父っつぁん。
    いつか、あの世で飲み明かそうぜ」

マジで、そういう仲だったんですか。それは…ちょっと辛いかも。

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