ツンの極意

診断メーカーで出た結果から、twitter上で妙なやり取りが始まりました(笑)。
今回も前提が長いです。

診断メーカー結果
恋人「私のこと、どれくらい好き?」 ジャメル「お前がいないとオレは価値がないよ!」
恋人「オレのこと、どれくらい好き?」 ポーラ「二次元ならもっと好きだったんだけどな…」
(※一人称改変済)

…ヒドイよポーラ(笑)。
って言うかここ最近、診断メーカーでのポーラの結果が微妙にアレな感じだったんですよ。
で。

  (フォロワーさん)ポーラさん、最近ジャメルさんにツンですねぇ
     ↓
  きっと、誰かに「ツンデレの極意」を吹き込まれたんだ!!
  じゃなきゃツンになりませんもの!!

と言うすばらしい発言から、珍しくポーラがツンな展開へと突入する事になりました(笑)。
ポーラにそういう事を吹き込める方だって、ソッコーで思いつきましたからね! いい立ち位置にいいモラージョさんがいらっしゃいますからね!

…って事で。

 

天空の道のスター夫婦

朝から天空の道にデートにやってきました。

ジャメル
「結婚って、いいな」
ポーラ
「…ま、まだ、実感ないなぁ~」
ジャメル
「…はァ!?
 (明らかな不意打ちに軽くパニック)
 お、おいどうした、何があった」
ポーラ
「…べ、べっつにー」(視線合わせない)
ジャメル
「そんな訳ないだろう」
(両肩つかんで自分の方を向かせる)
「お前がそんな事言うとか、今まで1度だってなかったんだから
 何かあったとしか思えない」
ポーラ
「…ほ、ホント何もないんだから!
 結婚したからなんかイイなんて、
 べ、別に思ってないんだから…」(やっぱり視線合わせない)
ジャメル
「…ポーラ?」
(肩から両手離す。いぶかしげな表情)
ポーラ
「…」
ジャメル
「…」
ポーラ
「…無理ー…」
(前のめりでグッタリ。ジャメルさんの胸元におでこゴン)
「や、やっぱり、慣れない事すると疲れますねぇ。
 ジャメルさん…やり直しを要求しても、いいですか…?」
ジャメル
「や、やりなおし?」
ポーラ
「私のところだけでいいか。
 私の返事のところを『私もそう思うよ』に
 差し替えてもらえますか…?」
ジャメル
「そんな便利な事ができるか!
 ま、まあいい。
 一体、どうしてこんな事になったんだ」
ポーラ
「え、えっとですね。
 この前久しぶりにアラクト亭に行った時に、その場にいた女性の皆さんと
 こんな話になったんです…」

 

(回想シーンぽわーん)

「普段普通にしている旦那から、不意に言われる言葉が
 なんか良かったりするのよねー」
「それわかるー。
 子供生まれた後とか、ほんのり気遣ってくれたり。
 ま、うちは普段からいろいろ言ってもらえてるラヴラヴ夫婦だけど」
「あー、旦那さん優しそうなヒトだしねー。そこはうらやましいなぁ」
「でもね、あんまり毎度言われてると、
 ありがたみってモノもなくなっちゃうんだけどねぇ」
「何それ! ゼータクな悩み!」
「…あれ? ねぇ、何で話に乗ってこないの?」
「そういえば…。
 私基本的に、そういう事言ってもらえませんねぇ」
「ええー!」
「…確かにそういう事ペラペラ言ってくれるタイプの人には見えなかったけど」
「そっかぁ、旦那さんは家の中でもワリと言葉にしないタイプかぁ」
「シアワセそうに見えるけど、意外と潤いのない夫婦生活?」
「んー、よく一緒に遊びには行ってるんですよ。
 って言うか、試合のない時期はほぼ必ず2日に1回お出かけです。
 しかも誘ってくれるのはジャメルさんの方です」
「…それはそれで、めちゃくちゃ仲良さそうなのよね…」
「そうよね。うち、そんなにデートしないわよ」
「えっ? これが普通じゃないんですか!」
「わー…。
 こ、こういう夫婦はどう表現したらいいのかしらね」
「問題は起きてないんでしょ?
 なら普通に『仲良し夫婦』って事でいいんじゃない」
「でも…。
 何か、みんなの話を聞いてると、
 なんとなく私もそういうコトバが欲しくなったりもしますねぇ」
「あっ、ちょっと欲張りになった!」
「でも、あの手のヒトにそういう事言わせるのって
 結構難しい気もするけど」
「ですよねぇ。
 まぁ、ないならないで、それでいいんですけど…」
「何簡単に諦めてんのよ」
「え、ええー?」
「アンタちょっと自分からベッタベッタしすぎなのよ。
 だから安心されてんでしょ。
 大体あのオトコ、そうでなくても気が利かない…って言うか
 ヒトに対する気遣いとか、そういうのが足りないんだから、
 本気で欲しいなら、こっちからそうなるように仕向けなくちゃダメよ」
「おおー、実感こもってるわねマスター」
「さっすが、下地ができてるから、いろいろとわかってるー!」
「…うっさいわねアンタ達。
 まぁいいわ。
 この先何か答えなきゃいけない事があった時は、
 1回くらいつれない返事でもしてみたら?
 もしかしたら何か言ってくるかもしれないわよ」
「む、難しそうですね…」
「そんな大した事じゃないわよ」
「そそそ、ダメモトでやってみたら?」
「んで、結果は報告してねー」
「もー、ヒトゴトだと思ってー!」

(ぽわーんここまで)

 

ポーラ
「…って感じで、大変盛り上がりました。
 ある意味『がーるずとーく』ってヤツです」(正直に報告)
ジャメル
「…お前らはどういう話をしてるんだ…」(グッタリ)
ポーラ
「もちろん皆さん、イイカンジで酔っ払ってますから
 こんな話になったんですけどね。
 …って言うか、ジャメルさんだって一応、
 ロークのノリはこんなだって知ってるはずじゃないですか」
ジャメル
「それは確かにそうだが」(←婚約直後に洗礼を受けている)
ポーラ
「なお、プライバシー保護のため、
 どれが誰の発言か、ってのは伏せさせていただきますのよ」(ふにゃんと笑顔)
ジャメル
(何の意味が…)
「別に、誰が何を言おうとオレはどうでもいいんだが。
 それに、どんなに伏せてもお前とリタの発言だけは
 どれだかわかるけどな」
ポーラ
「な、何で!?」
ジャメル
「発言内容と、立場が特殊だろ」
ポーラ
「…そっか。
 いくら伏せても、マスターはリタさんしかいないですよね。
 後、私の発言の中でジャメルさんの名前は
 ババーンとそのまま残してましたね」
ジャメル
「それに。
 オレの事をそこまで言うような女は、リタくらいしかいない」
ポーラ
「前カノさんですからねぇ…」(しみじみ)
ジャメル
「…過去の話だ」
ポーラ
「それはそうですけど。
 でも、リタさんの言う事って、ジャメルさんに関しては大体当たってますよね」
ジャメル
「…何が言いたいんだ」
ポーラ
「んー、何ていうか、うらやましいな、って」
ジャメル
「…」(意外)
ポーラ
「私は多分、リタさん程はジャメルさんの事
 わかってない気がするんですよねぇ。
 やっぱり、子供の頃の事とかは聞いただけですし。
 実際体験しているヒトの意見は、違うんだよなぁ、って」(ちょっとため息)
ジャメル
「…その代わり、って訳じゃないが、
 お前は誰よりも最近のオレの事を知っているじゃないか」(視線外して)
ポーラ
「…!」
ジャメル
「これから先、オレの周りで起こる事も
 お前が1番知っていくんだぞ。
 過去の事象はこれ以上増えない。
 逆にオレは、お前の事を誰よりも知っている事になるけどな。もちろんこれから先の事も」
(プルプルしているポーラに気付く)
「…何だ、どうした?」
ポーラ
「…ジャメルさんが、微妙に、デレた!」
ジャメル
「な、何言い出すんだいきなり!」
ポーラ
「何か微妙にわかりにくいですけど、
 って言うか回りくどいですけど。
 確かにデレた!」
ジャメル
「ちょ、ちょっと待て、落ち着けポーラ!」
ポーラ
(←聞こえてない)
「り…リタさーん!
 何か方向性違いましたけど、アレ、ホントに効果ありましたよ!」
(ダッシュで走り去る)
ジャメル
「だから!
 そんな事大声で言いふらすなー!」
(慌てて走って追いかける)

天空の道のスター夫婦・完

 

***

 

twitter上のやり取りでは『ツンデレ化』だったんですが、普段からデレデレなポーラがいきなりツンデレになったら不自然かもしれないと思いまして、単なるツン化で終わりました(笑)。
(ツンデレ定義:ホントはデレなのに、気持ちとは裏腹にツンな態度を取ってしまう事)
さすがに診断結果の台詞をそのまま使うシチュってのは厳しすぎたので、デート台詞のシッパイ側を利用してみました。
言うまでもない事ですが、実際にポーラが「まだ実感ない」と言った事はありません。
大体、ジャメルさんは普段から『口には出さないけど行動のそこかしこがデレ』なんだからそれで満足しときゃいいのに、『アイノコトバ』を欲しがってみたりするから、慣れない事してグッタリ、となるのです。
スター夫婦のコトバ担当はポーラなんだから、無理をさせてはいかんのですよ。
じゃあジャメルさんは行動担当なのか、と言われるとそれも微妙なんですが。『具体的な事はしないけど、いいからわかれ』と言う無茶なヒトなのかもしれない。
「私と結婚して幸せ?」「聞くまでもないな」のちちもらさんですから。
…こんな相手なら、たまにはコトバと言う形で欲しくなる気持ちもわからんではない(笑)。

長文の方ではほぼ出てきていないのに、小ネタではモトカノのリタさんが大活躍です。
『よるのおかし』の時と同様、いい仕事(笑)をしてくださいました。
外からスター家にちょっかいを出すのに、ものすごくいい立ち位置にいるんですよねリタさん。
ジャメルさんの事は子供の頃から知っているし、ポーラとは双方向で親友だし。
しかも199年の時点ではアラクト亭の女マスターなんで、近所にいる率も高いし。
リタさん自身の生活はちと不穏な感じだったりする(プレイ日記にはまだ出てきてない)のですが、今後ともよろしくお願いいたしますのよ。

 

最後に。
診断メーカーの結果に喰い付いて(笑)この話を作るきっかけをくれたかんこさんに、心からの感謝を。ありがとうございました!

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