1202年  6月

1日

紺碧の洞窟到着。
ちまちま戦っていたら…あー、水の精霊力レベルがMAXだ。
これ、Lv10で頭打ちなのね。なんだかなぁ。際限なく上げる事ができても良さそうなんだけど。

 

奥へ奥へと進んで行くと、後ろからいきなり声をかけられた。

   「そちらにいるのは、闇の怪物。
    ティラの娘と呼ばれ…」

ティラの娘? 何かかつて、チラッと聞いた事があるような…。確か、オルファウスさんのところで…。
しかし、記憶をたどっている間にも話は進む。
ティラの娘は強いらしいです。そうですか。情報ありがとうございます。
つかアナタ誰デスカー? その怪しげな仮面は一体、何。
何だかわからないままに、一緒に戦う事になりました。まぁ、戦力が増えるのはいい事です。仕事完了への確実性も上がるしね。
あれ、セラさん、どうしたの?

   「あれは…?
    いや、まさか…」

はい、そこ! 1人で悩まない。自己完結しない!

こ、この人、強っ!
スキル使用でとは言え、1撃ですかー。

ところで。
あなたをサイフォスと呼ぶ「あのお方」って、誰の事ですか?
そして、自分の事を「仮面の僕」とか言ってるのは、マジですか?
セラさんはセラさんで、やけにサイフォスさんが気になるようです。
…。
まぁね、確かに変な感じはしたけどさ。必要以上に丁寧なところとか。
(絶対、論点が違う)

 

4日

テラネ到着。

 

エルファスさんがいた。村のお子様にせがまれてる。
友人(カメ)を助けて欲しいらしいです。了承するエルファスさん。
あれ、まただ。また兵隊がやってきた。
…ホントに睨まれてるのね…。
この場合、あなたが何を言おうと気にせずに、助けますよ。
エルファスさんはこの後、あの子のトモダチを助けなきゃいけないんだから、今は下がっててよ。

エルファスさんは、捨て台詞を残して、村の出口の方へと歩いて行ってしまいました。明らかにお子様の行った方向とは違う。
…え、ちょっと! カメさん、助けなくていいの!?

 

特に目新しい仕事はないな。他の街へ行こう。

 

8日

エンシャント到着。

 

まずは1泊。
テラネでは宿屋、使えなかったからなぁ。

 

9日

酒場でアイリーンにからまれる(笑)。
そうか、アイリーンはからみ酒のタイプですか。
頼む、素面で下戸な私にからんでこないでぇ。
それはともかく。アイリーンは、こんな話をしてくれた。

私は、アイリーンの幼馴染にそっくりらしい。
その幼馴染は、アイリーンをかばって、死んだらしい。
守ってやれなかった、って、今でも思っているらしい。
いろいろあったんだねアイリーンも…。

 

墓地でまた、ザギヴさんに、「付きまとわないで」って言われたよ…。そんなつもりはないんだってば。
単に、行った先の街の中を散策するのが趣味なだけだってば!
そのザギヴさんに、港で声をかけられた。

   「あなた、名前は?」
   「あ、ハイ、マリエルです」
   「マリエル…?」

何か、私の名前、知ってるっぽい?

 

ちょっとスラムの隠れ家に寄ってみた。ゾフォルさん、こんちはー。
ゾフォルさんは、子供の頃の辛い思い出を語ってくれました。
やっぱり、ゾフォルさんにもいろいろあったんだねぇ。
つか、この大陸には「平穏無事」に暮らしてたような人はおらんのか。
(単にそういう人は目立たないだけだろ)

 

賢者の森に、ブラウンベアが出るらしいです。
行くぞ退治!

 

10日

賢者の森へ。
うわ、ザコ敵が強くなってる!

…でも、ザコはザコ。フェティさまの「ブレイズ」1発で瞬殺。MPはガンガン減るけど、楽だねこりゃ。
つか、ブラウンベアも瞬殺(笑)。いやぁん、フェティさま、ステキよ!
(キモチワルイよマリエル)

 

ついでに猫屋敷へ。
ネモさん、せっかくなので、みんなの友好度を教えてください。
…ぐわ。アイリーン、ヤバイくらいに盛り上がってます。
ゼネテスさんは、信頼してくれてます。
あ、やっとセラさんが信頼してくれるようになったよ!
後は、フェティさまとルルアンタがオトモダチになってくれたようです。
他はドングリの背比べ。

 

さて、帰ろ…あれ、セラさんどうしたの?

   「お前は先に行ってろ」

いいけど…外で待ってるから早めに戻ってきてね。

セラさんはオルファウスさんに何かを訊いている。神聖語…?
「サイフォス」と言う言葉の意味を聞いたみたい。
オルファウスさんは即答した。「日食」だと。

つか、セラさーん。お礼くらい言おうよ…。

 

11日

エンシャント到着。
MPがピンチ。1泊する。

 

あれ、ルルアンタ、どうしたの?
え、セラさんと、アーギルシャイアが、似てる…?
つかルルアンタアーギルシャイアを見た事、あったっけ?
…ありゃ、かわされた。
セラさんとアーギルシャイア
似てるかなぁ?
似てるのはせいぜい、露出度の高さくらい…いやいやいやいや。

 

12日

また、街中をウロウロ。

 

墓地でザギヴさんハッケー…っと、声をかけるのは、やめておこうかな…。

   「少し、待ってて」

えっ? すすすすいません。

なんだか楽しくお話してしまいましたよ。いい感じです。

 

しかし…。
仕事ないな。移動しよ。
せっかくだから、神器を探しにウルカーンに行ってみようかな。

 

20日

ウルカーン到着。

 

ギルドへ。
街の男の子が必死になって親父さんに説明しています。
鳳凰山に、鳳凰が出る、と。
よし、おネーさんが見つけてやる、まーかして!
と、安請け合い(笑)したら、男の子が10ギアくれました。彼の今月のお小遣い。
なんだか責任重大です。
しかもギルドから、鳳凰山での行方不明者捜索も依頼されました。
りょーかい! 今から行ってきますよ。

 

21日

鳳凰山到着。

 

ガンガン上っていきます。
頂上へ…イター! マジでいたよ鳳凰が。
あれ、それと…そばにいるのは、ゾフォルさん?
鳳凰をたきつけてる?
ゴルァ! 誰が「きょーあく」じゃ!
たきつけられた鳳凰と、戦う事になってしまいました。単にいるかどうかの確認に来ただけだったのになぁ。
しかし。
この鳳凰、ティラの娘だったようです。
そりゃ倒しておかないとな。

 

ところで。
探し人はどこよ。
1度下まで探しに行く。…いない。
もう1度頂上まで上る。
お、同じ日に同じ山登山2回…。
いた。頂上に。
んもー、さっきはどこにいたんですか、全く。
あっさり救出。さ、帰ろ。

 

22日

ウルカーン到着。

 

ギルドにいた男の子に報告する。
確かに鳳凰はいたけど、あれは悪い鳳凰だったよ。

   「大きくなったら、お姉ちゃんみたいに
    自分の力で見て回れるようになるよ!」

嬉しい事言ってくれるねぇ。

さて、気がつけば、貧弱だったレベルも20まで上がりました。
大事をとって、宿で1泊。

 

夜。
バルコニーに立つセラさん。
隣の部屋のバルコニーに出て行くと、

   「話がしたい」

珍しくセラさんが切り出した。
今まで隠してた事、話してくれるんだ。…うん、聞くよ。

セラさんは話す。
シェスターと言う名の姉さんの事。
行方不明になった姉さんを探している事。
その旅の途中で、私に会った事。
姉さんがいる場所は、かなり危険な場所らしい事。
どうしたら助けられるのか…、と。

   「いや、これは愚痴だったな…」

セラさんは、そう、話を切り上げた。
…んー。
グチでもいいよセラさん。どんどん話してよ。
どんな話だって、口にすればすっきりするし、話してくれればみんな、1人じゃどうしようもない時にセラさんを助けてくれるよ。

 

もちろん、私だって。

 

23日

神殿に行ってみました。
この街で、神器がありそうな所って、神殿くらいだしね。

 

…あれ、シェムハザさんと、それに対するように…ネメアさんパーティーだ。ネメアさんはいないけど。
闇の神器を手にしようとしたダークエルフさん(名前…頼むから名乗ってくれ。いまさら無理か?)とゼリクさんが、神器の力で魔物と化したシェムハザさんに、力を吸い取られた! なんだかヤバそうだ!
ドルドラムさん! 頼まれなくてもアレは私達が何とかします。あなたは、2人を助けて!

…あれ、セラさんの1撃で片がついちゃった。

そして私は、『束縛の腕輪』を手に入れた。

   「次は、渡さないわ!」

との言葉を残し、彼女達は去っていきました。

 

―――個人的に。
ありがとうドルドラムさん、彼女を呼んでくれて!
これでやっと名前で呼べるよ!
彼女はオイフェさん! ダークエルフのオイフェさん! うわぁい!
(雰囲気ぶち壊し)

 

ギルドで腕輪を確認してもらい、1個目探索、終了!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です