1203年  2月

5日

ノエルさん達と一緒に、エンシャントへ。ノエルさんは言う。

   「1度、オズワルドに戻ってみます」

そっか。気をつけてね。
そして、また会おうね!

 

それはともかく。エンシャントに来るの、久しぶりだ。
せっかくなので、街中を歩きますよ。

墓地に、ネメアさんがいた。
あら、ネメアさん微妙に非友好的。

   「私のやり方に
    異議があるようだな」
   「え?
    異議、って言うか…。
    トートツだなぁとは思ってましたけど」
   「ならば、私に挑むがいい」

それじゃあやっぱりトートツじゃないか。しっかりしてよネメアさん。

 

城の前へ。あ、ベルゼーヴァさんがいる。こんちはー。

   「ウルカーンで、ネメア様の
    邪魔をしたそうだな」
   「…ハァ?」

ウルカーンで、何かあったっけ?
(考え中)
…あぁ! もしかしてアレですか?
むしろ助けたんだと思うんですが。
(この意見はナチュラルにスルーされた)

 

1泊しておく。

 

6日

ギルドへ。

女性魔道師さんが声をかけてきた。
乙女の鏡って湖に、魔物が住み着いたんだって。
ハイハイ。そういうのを倒すのも仕事みたいなもんだもんね。行ってきますよ。

 

7日

乙女の鏡に到着。近いのね。

奥へ進むと…あぁ、やっぱりティラの娘だ。
あっさり倒して、帰りましょ。

 

8日

エンシャントに到着。

 

ギルドでお姉さんに報告。これで終了。

せっかくなので。親父さん、なんか仕事ある?

   「おお、ちょうどいいところに来た。
    数日前から乙女の鏡で行方知れずに…」

ぶうっ。い、いなかったけどなぁ。
まぁいいや、行ってきます。

 

9日

また乙女の鏡へ。

…。いた。
やっぱりそばにリッチさんがいる。
つか、湖周辺に、行方不明者さんとリッチさんしかいない(笑)。直前に全部倒してたからなぁ。
さくっと倒して、救出かんりょー!

 

10日

エンシャントへ。
この程度で3万ギア弱もらうのって、なんか悪いなぁ。
いや、もらいますが。

 

そろそろ移動しよう。
そうだよ! 最初はリベルダムに向かう予定だったんだから!

 

16日

水路を使い、港からリベルダムへ。
うわ何だこれ! 港メチャクチャ。
街の中も瓦礫で埋もれてる。こりゃひどいなぁ。

 

そんな中でもギルドに行けば、待っているのは救出依頼。
虹色の山脈ね。行ってきます。

 

18日

虹色の山脈で、あっさり救出。
すでに救出依頼は、メンドクサイだけで身の危険など微塵も感じる事がなくなってきている。

 

20日

リベルダムに戻り、依頼を終了させた。

さて。山賊ってのがどの道に出るのかはわかんないんだけど…。とりあえず、アミラルに向かってみようかな。

 

23日

アミラルへの街道を歩いていると…。
アレが山賊なのか? 前方で襲われている2人がいる。あれは…アーギルシャイアサイフォス(もう…なんて呼んだらいいんだか)だ!
行こうあの場所へ!

   「俺は地の果てまで追っていく!」

セラさん…それもどうよ。いきなりそれかよ。
そこまで行くと単なるストーカーでは…。(身内相手の場合もこの認識は通用するのか?)
でもさ。
アニキ、なんだよねサイフォスさん。
…帰ろうよ、ミイスに。
みんな心配してるよ。(多分。何も言わずに出てきたから、よくわかんない…)

   「私は、守り通す。
    お前が追いつけない地平まで
    お前の姉を奪って逃げる!」

わ、私は? 私の事はどうでもいいんかアニキ!
アーギルシャイアは、私たちに「ダスト」の呪文を掛け、逃げた。

   「転移すら使えないほど
    弱っているのか…」

つぶやくセラさん。
今は長く考えてなんかいられない。とりあえず、あの2人を追おう。

 

着いた場所は、アンティノの研究所。
2人を追って、私たちは奥へ、奥へと進む。

奥には、心身ともに追い詰められた2人がいた。
戦うしかないのか? この2人と? ほかに方法はないのか!?
(柄にもなくこっちも熱血(笑))

 

サイフォスさんの顔から仮面がはずれ、そこには…。
アニキだ! ホントにアニキだ! 無駄にさわやかなアニキが戻ってきたよ、うわぁい!
(マリエルあんた、ホントに喜んでますか?)
アニキは、あの時のことを話してくれた。
仮面は、自分の意思でつけた事。
仮面の力で記憶を失った事。そ、そりゃそうだよ。なんせ「忘却の仮面」って名前なんだからさ。ものすごくわかりやすい効果じゃないか。
そして。
アニキと、アーギルシャイアだったシェスターさん。
(シェスターさんは無事に自分自身を取り戻しました。良かったねセラさん)
これから2人で、旅立つらしい。どこかへ。
アニキが言う。

   「強くなったな、マリエル」

…うん。
そりゃね。いつまでもアニキの後ろを追いかけてるばっかりじゃないよ私だって。本調子じゃなかったかもしれないけど、さっきアニキにも勝ってるからね!
そうしたら、アニキから「忘却の仮面」を渡されました。
これからは私がこの神器を守っていくんだって。
アニキはこの先、シェスターさんを守っていくのか。がんばってね!
えっとそれから…何かないか何か言っておく事…。

   「何をしている。置いて行くぞ」

…え? うわ、セラさんちょっと待ってよ!

 

セラさんの背中を追いかけながら、私はふと、アニキと別れたあの日を思い出す。
薬草を摘む時、アニキは言った。

   「頼りにしてるぞ、マリエル」

そして結局、サボられた。
今。
私はアニキから「忘却の仮面」を手渡され。

   「頼りにしてるぞ、マリエル」(要約。大体こんな感じ)

…。
ま、まさか神器の守り手の仕事もサボる気ですか!?
(サボリ魔アニキ。そんなロイのイメージはいやだなぁ)

 

研究所の中をくまなく探す。

   「ちょっとマリエル。
    どこにも「禁断の聖杯」なんて、なくってよ!
    あの、アンティノとか言う下等生物も!」

言うなぁフェティさま。
「下等生物」=「人間」のつもりで言ったんだろうけど、笑ったわ。
そうともさ。確かにアンティノは下等生物さ!

 

25日

リベルダムへ、逆戻り。

 

結局、私の旅の目的は、解決…したことになるのかなぁ。
後はおとなしく、ミイスに戻って、神器を守ってりゃいいのかな。
いや待て、それ以前に。最悪まだミイスは復興してない可能性がある。結界だってなくなってるだろうから、あそこで守る意味は今んとこないだろう。
つか村のみんなは元気なのかな。
まさかあの後、森の中で…(怖い考え)…い、いやいやそんな事はないはずだ! …多分。
でないと私の帰る場所がなくなっちゃう!(そんな利己的な考えだけ?)
と、ぼんやり考えながらギルドへ。さて、と…。

いきなり後ろからセラさんが飛び込んできた。セラさんが慌ててる。めずらしー。

   「エステルがさらわれた。
    シャリの仕業らしい」

ぶうっ! またか、シャリさんまたか!
何が目的なんだ。2回目じゃん。そんなにエステルが好きなのか!(え?) それならもっと正攻法で行けばいいのに。(絶対違う。そんな理由じゃない)
そこで光る首飾り。エステルと私をつなぐ、不思議な光。
エステルの居場所は…竜骨の砂漠ラドラスだ!

   「…やめておけ。
    足手まといがいなくなっただけだ…」

な、なんて事言うんですかセラさん。
そんな言い方してるけど、何だかんだ言っても心配でしょ。歯切れ悪いもん。

   「とは言っても、
    お前は助けに行くのだろう」

もちろん! エステルは友達だもんね。私1人でも行くよ。

   「街の外で合流する」

うわ、一緒に行ってくれるんだ。すげー助かる。ありがとう!

 

29日

ラドラス

 

入り口に、シャリさんの声が響く。

   「招かれざる客が来たみたいだね」

シャリさん! あんたはまたしょーこりもなく! いいからまずはエステルを返せー!
イークレムンさんも連れて行ってたような話しも聞いてるぞ。彼女も返せー!

   「特別に、歴史の目撃者にしてあげるよ」

何言ってんだ。そんな押しつげがましい施しはいら…
いきなり地面が揺れだした!
これは…ラドラスが浮かんでる?
シャリさんは、ラドラスと言う名の「兵器」で…この大陸を沈めるだとー!? ま、待て待て、シャレにならんて。

   「ご意見ご要望があれば…」
   「大ありじゃー!

シャリさんの待つ制御の間へ、Go。

制御の間で シャリさんは言う。
巫女さんたち4人(アンタ、さらに2人も連れてきてたのか…)は、地下の動力の間でラドラスの動力になっているらしい。
どうやってだ。人力発電か。4人で自転車をこいだりしてるのか。(そんなバカな)
あっさり教えてくれてありがとねシャリさん。じゃ、助けに行ってくる。

   「行かせないよ。
    ぼくはこれを使うんだ。
    邪魔はさせない」

…あ、やっぱり?
ってわけで。シャリさんとバトル!

…か、勝った…。
でも、ラドラスが揺れだした。何かこれは、ヤバ目の揺れ方ですよ!
崩れ落ちるまでの時間は15分。た、タイムアタックですか。急げ動力の間へ!
って何で敵がいますか!
「インビジブル」で敵の目をかいくぐり、意外とあっさり動力の間へ。
そこには、拘束されている4人の巫女さんと、ラドラスの核が。
核を壊さないと、4人を助けられない。…やるしか!

―――かくて。4人の巫女さんは拘束から解き放たれた。
イークレムンさん。エアさん。フレアさん。そして、エステル
エアさんの力で制御の間まで飛び、エステルの合図で、巫女さんたちは力を合わせ…。
ラドラスは無事に着地。そして、ラドラスを制御する精霊球は、破壊された。

 

私の頭に、こんなイメージが入り込んできた。

   「かなえてあげられなくて、ごめんね…」

1人、つぶやくシャリさん。

? 何だ今の。

 

巫女さん4人と私たちは、エルズへと飛んだ。
巫女さんたちは、それぞれの土地へと帰っていきました。
…さぁて! 私たちも行こうよ。どこかへ。

でもその前に、1泊。さすがに疲れたよ。

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