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マリオ&ルイージRPG

機種

GBA

ジャンル

RPG

感想

兄弟そろって旅に出よう。コミカルオヤジ萌えにうれしい作品です。

平和なキノコ王国。
ある日、隣国マメーリアから贈り物が届きました。
贈り物を開けたとたん、なんとピーチ姫の声がバクダン声になってしまったのです。
実は、贈り物を持ってきたのは隣国の使いなどではなく、ゲラゲモーナという魔女。
彼女はピーチ姫の声を奪い、去っていきました。
(どうでもいいけど、その後来たクッパよ…「こんな王女、さらったら城が壊れる」とは何事じゃ。つか、なんて安普請な(笑))

彼女の声を取り戻すため、マリオと(お留守番予定だった)ルイージは、なぜかクッパ軍団の船に乗り、一路マメーリアへと向かうのでした。

 

この兄弟、大笑いです。特にルイージ。
ワタクシこの作品で、きっちりルイージファンになりました。こんなおもろい奴だったとは。
マリオとルイージが、戦闘中とか色々な状況で、声を掛け合うのがたまらん。おまいら、仲いいなぁ、と。
どっちかが倒れた時の残った方のあわてっぷりとか、戦闘中に復活させた時の2人そろった「イェー!」とか。こっちが死ぬかと思った。萌えで。君ら兄弟素敵すぎます。

 

任天堂の作品らしく、RPGとは言っても、きっちりアクション要素が入っています。攻撃をうまく避ければダメージを受けない。更にうまけりゃカウンター攻撃になるってのは、個人的に大変好みです。
先に進むために、適度に謎解きが入っていて、パズル好きのハートもがっちりキャッチ(笑)です。
ミニゲームも充実。
個人的に、「強制じゃないミニゲーム」は好きなので、どれも大変楽しめました。
極めないともらえない物、ってのも無さそうだし。
ミニゲームも大半は、「最初の1回だけは強制(しかしクリア条件がとんでもなく低い)」なので、気に入った奴はやりこめばいい、と、こちら側にやりこみ選択肢があるのがいいですねぇ。
1度はやってるので、やらず嫌いってわけでもないので。

システム面で最も笑ったのは、ステータスの1項目。名前は「HIGE」(笑)
マメーリア王国では、立派なおヒゲを持つ人は、買い物の時におまけしてもらえたりするわけです。どんな国ですか。

 

かなりお気楽RPGです。
硬派以外に抵抗がなく、マリオとルイージが嫌いじゃなくて、可愛い女の子がほとんどいなくても平気で、GBAさえ持っているなら、楽しく遊べます。(意外と条件があるような気が)
オススメです。マジで。

パズルボブル

機種

PS / GBA

ジャンル

パズル

感想

私がオットに勝てる数少ない対戦パズルゲームの1つ。
画面下から色とりどりのバブルを打ち出し、同色のバブルを3つ以上つなげて消していく。ただそれだけの作品です。
打ち出せるバブルの色の出現率が結構ランダムで、理不尽な気分にさせられることも多いんですが、作品の単純さがそれをカバー。
単純だから、より嵌る。そんな感じで、一時期は延々とやってました。

ただ、これは贅沢だとは思うんですが…面セレクト機能がついててもいいんじゃないかなぁ、と。(一人プレイモードの場合)
後半の面で苦手なのがあった場合、その面の練習をしたくても、必ず最初から別の面を消費していかないといけないわけです。そしてその面をクリアしてしまったら、最初からやる以外、その面にはチャレンジ出来ない。
…いや、当たり前なんですけど。
せっかくパズルゲームなんだし、こういう機能がついててもいいんじゃないかなぁ。と思いまして。クリアのオマケでもいいから。

パズルボブル

機種

PS / GBA

ジャンル

パズル

感想

私がオットに勝てる数少ない対戦パズルゲームの1つ。
画面下から色とりどりのバブルを打ち出し、同色のバブルを3つ以上つなげて消していく。ただそれだけの作品です。
打ち出せるバブルの色の出現率が結構ランダムで、理不尽な気分にさせられることも多いんですが、作品の単純さがそれをカバー。
単純だから、より嵌る。そんな感じで、一時期は延々とやってました。

ただ、これは贅沢だとは思うんですが…面セレクト機能がついててもいいんじゃないかなぁ、と。(一人プレイモードの場合)
後半の面で苦手なのがあった場合、その面の練習をしたくても、必ず最初から別の面を消費していかないといけないわけです。そしてその面をクリアしてしまったら、最初からやる以外、その面にはチャレンジ出来ない。
…いや、当たり前なんですけど。
せっかくパズルゲームなんだし、こういう機能がついててもいいんじゃないかなぁ。と思いまして。クリアのオマケでもいいから。

千年家族

機種

GBA

ジャンル

家族観察シミュレーション

感想

新米の神様であるプレイヤーは、ある日エライ神様に呼び出されます。
そして、とある一家を見守るお仕事をいただきます。
間違った方向に進んでしまいそうな彼らを、立派に導いて欲しいそうです。
プレイヤーは、お供のキュピッドと共に、とある一家が間違った方向に進まないように、そして家系が途絶えないように導いていく事になります。

神様にできる事は、こんな感じです。

  1. 今現在家族が考えている事を応援するか落ち着かせるかの判断。
  2. どんな内容の事を考えやすくするかの後押し。

基本はこれです。
これは全て、キュピッドにその家族に対して矢を撃ってもらう事で実行できます。
応援したいのなら「おうえんの矢」を。落ち着かせたいのなら「おちつけの矢」を。
努力させたいのであれば「努力ブームの矢」だったり、と、何種類かある矢を使い分けて、彼らを導いていきます。
いくら神様と言えども、今から家族に何をさせる、なんていう具体的な指示は出せません。
あくまで、彼らが進みたいと思う道を整えてやるだけ。
例えばお父さんが今、仕事に全力投球! とか思っていたら「おうえんの矢」で後押ししてやる。
その結果、お父さんは仕事を頑張り、仕事に対する評価が上がります。評価が上がれば出世して、給料が上がります。
もちろん、応援した結果、思ったとおりの効果が出ない事もあります。仕事をしすぎてグッタリって事になったり。

結果がどっちになるのかを判断するのが各家族の能力値になります。
さっきの例で行くと、お父さんの体力が結構あるなら、ちょっとやそっと仕事を頑張った所で倒れる事は無いわけで。成功の確率が高くなるのです。
体力が無いなら、グッタリする確率が高くなるので、仕事の成果が悪かったり。
能力値は基本的に、普段の生活によって上下します。
子供の頃からの積み重ねで、優秀な大人になったりします。もちろん、平凡な大人になる事の方が多いですが。
で。プレイヤーができる事の1つが、能力値の底上げです。
能力値を上げてやると、いろいろな事の成功率が上がるので、順調にすごい人になっていきます。
ただしアイテムの数は限られているので、ガンガン使っていくと終盤には辛い事になります。

家族も、いろいろやっていると、ココロが疲れます。
そんな時はアクマが現れます。そしてココロの疲れた彼に囁き、とんでもない事をさせようとします。
プレイヤーは、彼がアクマに取り付かれないようにうまく導き、時にはアクマに囁かれた彼を落ち着かせて、一族のピンチを回避していくのです。

いくら1家庭限定の神様でも、一皮剥けば単なるゲームプレイヤーです。延々と家族を見守っていられません。
その間どうなっているかと言うと、電源を落とした状態でも、勝手に時間が進んでいきます。
もちろんその間はサポートなどできないので、家族の頑張りに期待するしかありません。
こんな状態なので、見守っていない間はアクマが来ても放っておくしかありません。
半日放置してからチェックすると、そこそこあった貯金がなくなり、それどころか借金をしていて、ものすごいボロ家に引っ越してる時があったりします (笑)。
お父さんやお母さんに秘密の恋人がいたりして、家族間の絆もサイアクです。
神様は慌てて家族に仕事を頑張らせ、一家の主婦や隠居を応援して家の雰囲気を向上させ、秘密の恋人に会いたいという気持ちを落ち着かせ…と、状況の回復に努めることになります。
神様って仕事も大変です。

こんな感じで家族を導き、最終的にはこの家系を千年続ける事が目的になります。

 

大人がつける職業はたくさんあります。もちろんプレイヤーに明確な選択権はありません。
本人がどんなに○○になりたい! と思っていても、実力不足でなれなかったり。この辺は現実と変わりませんね。
このままならなさが面白い。
直前までまじめな警察官(とは言ってもまだ巡査)だったのに、いきなり悪の心に目覚めて闇の勢力に入ったりとか、美人アナウンサーになる予定だったのに、何をトチ狂ったのか気が付けば勝負師になっていたり。
お気に入りの名前を付けていたりすると、大変悔しいですよ。
時には歴史に名を残す人材が出る事もあります。
最初のプレイでうちの家系からは、タレントの最高峰「カリスマ☆スター」と、医者の最高峰「ノーベル賞医学者」、大企業の「最高経営責任者」、映画監督の「世界的巨匠」と出ています。
政治家でも「大臣」までは結構行くんですがね…大統領にはなかなかなれないようです。知らない所で勝手に失脚するのは何とかならんものか…。
失脚しないにしても、見てないところで行動を起こされても、フォローはできないわけで。
いや、ホントね…。
ものすごい勢いで大臣まで出世した後、大統領選挙で落選してフリーターになり、また政治家を志してものすごい勢いで大臣まで上り詰め、また大統領選挙で落選してた時はどうしようかと思いました。そんなピンポイントで選挙期間に見守る事なんてできん。
つか、なんだったんだこのキャラ。1度の人生で大臣2回か。しかも2度とも0からの出発でか。ありえねぇ。
歴史にまでは残らないけど、各仕事の最高位には結構なれます。
美容師、ショップ店員、料理人、中小企業とかだと、結構簡単に最高位まで上り詰めます。
うちの家系にやたらと多い警察勤務ですが、最高位に上り詰める前に殉職してしまうのは何でですか。つか、いくらなんでも殉職多すぎ。
プレイヤーの見ていないところで起きる事が多いので、手を打つこともできません。せいぜい運を上げておくとかなんでしょうが、警察勤務は運が下がる事も多くてね…。

 

千年見守ってみましたが。
長いですね、千年って。
最初の頃は各キャラに思い入れがあったりしたんですが、後半はなんとなく「作業」になっていたような気がします。
祖父(隠居)、祖母(隠居)、父(世帯主)、母(隠居)、子供4人(全員適齢期。むしろ長女は行き遅れ気味)なんて時期には、上の4人に

   「この家の為に早いとこ死んでくれ…!

と、本気で祈りそうになって慌てて心の中で「いやいや、いやいやいや。人としてそれは願っちゃなんねぇ…」と否定してみたり。
(家族8人状態ではプロポーズイベントが起こらないので、世代交代が発生しないのです)
(つかアンタ、この作品中では神様役じゃん。人じゃないし)
延々と見守っているわけじゃなくて、個々のキャラの限られた時間だけ一緒にいるようなものなので、各キャラを人としてではなく、駒として見てしまっているような気がしました。
ものすごく冷静に。
あくまでも家系重視で。
怖ぇ、怖ぇよ神様。コレが普通になっちゃうなら神様になんてなりたくないよ。
(いやどっちにしろなれませんが)

いろいろな職業についたキャラを見てきましたが。
なんとなく、放っておいた方が大物になるような気がしました(笑)。
いやまぁ、見守り方がまずかっただけなんですがね。
それとも、過保護はいかんという警告だったのか? 奥が深い…。(いや違うと思う)

スライムもりもりドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団

機種

GBA

ジャンル

ACT

感想

主人公のスライム、スラリン(名前変更可)の住むスーランの町が、「しっぽ団」を名乗るももんじゃたちに襲われた!
スーランは破壊され、いたずらのお仕置きでももんじゃの姿に変えられていたスラリン以外、100匹の住人は全て連れ去られてしまったのです。
やつらの探す「スライムのしっぽ」とは何なのか?
仲間たちは何処に連れて行かれたのか?
スラリンは単身、島中を東奔西走。仲間を助け出し、町に資材を運び、しっぽ団のやつらも懲らしめましょう。

…という話。

スラリンはスライムなので、基本的には体当たりしかできません。
後はジャンプと砂地にもぐる事くらい。しばらくなら浮いていることもできます。(結構できるじゃねーか)
体当たりで弾き飛ばし、頭(?)の上に乗せて運ぶ。これが全てです。
仲間を運び、資材を運び、しっぽ団のやつらを運ぶ。基本はこれだけ。
(ある場所には、「スライムナイト」という武器(!)があります。頭に乗せている間は剣での攻撃ができます)
各マップはちょっとしたパズルのようになっています。
基本的には近場にあるものだけで解決できるようになってます。既出の障害物の場合は、他の画面まで障害を排除する物を取りに行かないといけなかったりしますが、まぁ、これは探すだけになりますからねぇ。
私はパズル苦手ではない方なので、サクサク進めました。
後半は謎解きでも詰まりましたが…あれは…単に私の頭が固くなっていたというか…。
何で思いつかないんだあれくらいの事! バカバカバカ! と、のた打ち回るくらいのレベルです。(わからん)

アクション苦手なへぼこーさかでも、各マップのボスくらいならさほど苦労しないで倒せました。
2面のボスくらいかな? 危なかったのは。(しかし決して強くはないと思うぞやつは)
ラスボスも、いくつかあるパターン(結構簡単)を覚えてしまえば、あっさり倒せます。
100匹の仲間を助け出すのも夢じゃない!
つか、むしろヌルゲーです。アクション得意な方にはお勧めできない。

村の中でのミニゲームも充実。
体当たりでつぼを壊す「ドキドキ! ツボくらっしゅ」、スラリン自身が球になる「スッカー」、水上に浮かんだコインを集める「なみのり小ゼニトール」等。
そして通信対戦。
基本的にはクリアに関係はないので、やってもやらなくてもOKです。

ただ。
これ全部やらないと、「全クリ」はできません。
やりこみ要素の中に、「壁画集め」というのがあるのですが、その壁画のかけらは、基本的にこれらのミニゲームで集めていくことになっているのです。
いや、まだいいんです。最初3つは。
でもさ。
通信対戦ったって、できない人もいるんですよ。
周りに同じソフトを持っているゲーム仲間がいないだとか。いても勝てないとか(笑)。(頼んで手加減してもらえ)
そういう場合、『絶対に』全クリはできないってことになるんですよ。その辺どうなのかね。

カエルの為に鐘は鳴る

機種

GB

ジャンル

RPG

感想

初代GB時代のRPGです。
むかしむかしあるところに~から始まり、絶世の美女である王女様を助け出す為に2人の王子が立ち上がる、ものすごく由緒正しい話です。これぞ王道!
…のハズなんですが。
実際にプレイしてみると、それだけではない事がわかります。
これ、正統派RPGではなく、お笑いRPGです。
微妙なバレを含みつつ、メイン登場人物達の性格を多少誇張して表すなら、こんな感じ。
主人公はマヌケ。ライバル王子は自己中。王女は腹黒。

画面に見えいている敵にぶつかると、戦闘になります。後は単なる殴り合い。
昔の漫画でありがちな、土埃の中での取っ組み合いのようなグラフィックに、微妙な笑いが浮かびます。
そして、別に戦ったからといって経験点が入ってレベルが上がるわけでもなく、ひたすら金を集めるだけ。レベルアップは宝箱等から入手するアイテムによって行われます。(つか、「レベル」の概念ないなコレ)
能力値が上がれば強くなる。
HP上限が上がれば強くなる。
強い武器、防具を手にすれば強くなる。
そのまんまです。
手に入れることのできるアイテムを全て取っていけば、負ける事はまずありません。逆に言うと、アイテムの取り残しがあると、勝てない。
くまなく探して、全てのアイテムを見つけましょう。大丈夫。そんなに難しくありません。量もありません。
ちなみに、戦闘で負けたりダンジョン攻略中に罠に引っ掛かって即死しても、大したペナルティはありません。お金も減ることなく、最後に行った町の病院で目を覚ますだけです。

この作品の1番のウリ。それは、主人公が(シナリオの都合上)カエルとヘビに変身できる事でしょう。
水に浸かるとカエルになり、温泉卵を食べるとヘビになります(笑)。戻る時にはしあわせの実を食べればOK。
カエルになると、人の倍近くの高さまでジャンプができるようになり、虫系の敵にぶつかると、そいつを一飲み。体力を回復させる事が出来ます。ただし、戦闘力は皆無なので、普通の敵とは戦えません。
ヘビになると、人が入り込めない細い隙間を進む事ができるようになり、更に自分よりも弱い敵に噛み付いて、ブロック化できるようになります。ただし、ジャンプは出来ません。
人、カエル、ヘビの3種の能力を使って、ちょっとパズル要素のあるダンジョンを進んで行きましょう。
難易度も結構低く、サクサク進めます。
つか、ある一時期(かなり短い)を除いて、何処ででもセーブできるのも、難易度の低さに貢献してます。

この作品、そこかしこにネタがちりばめられています。
(さすがにネタ元は結構古いですが。なんせ10年以上前の作品だし)
温泉の名前が、某有名温泉の名前2つをくっつけた結果、イヤ度大幅アップな名前になっていたり、アルバイト募集の歌い文句が、激しく胡散臭かったり、どう考えてもそれ、イト○さんだろ? って感じの埋蔵金発掘に夢中なコピーライターがいたり(笑)。
「これをすると危険だけれど、○○しますか?」の問いに「いいえ」答えると、主人公に「しかし、話が進まんぞ」とか言われたりで笑えます。
1番笑ったのは、エンディングでのやり取りですかね。
「そう来たか! よりによってそれか!」と。直前は意外にもホロリ系の話だったのに、ラストで落とされました。
私はゲームプレイ時、特定の名前をつけることが多いんですが、今回ほどその名前を付けて後悔した事はありませんでした(笑)。
(激しく褒め言葉)

さすがに現在、かなり入手困難だと思いますが、発見してみたら1度プレイしてみる事をお勧めします。
ベタな笑いが許せる方なら、やって損したと感じる事はないと思いますよ。

黄金の太陽 開かれし封印

機種

GBA

ジャンル

RPG

感想

ゲームボーイプレーヤーを買った際、続編と同時に買ったソフトです。
強制されてとはいえ、禁忌とされている神殿の封印を解き、4つの宝石(ちょっと違う)を持ち出してしまったロビン(名前変更可)。その際、謎の男女に4 つのうち3つの宝石を奪われ、幼馴染の女の子ジャスミンと、錬金術の学者スクレータを連れ去られてしまう。
謎の2人の傍には、3年前に死んだとされていたジャスミンの兄、ガルシアがいた。
宝石を取り返して謎の2人の行動を止めないと、世界は大変な事になってしまう!
ロビンと、やはり幼馴染のジェラルドは、ジャスミンたちを助け出し、宝石を取り返すために村を旅立つ。
途中の村で、人の心を読む事ができるイワンと、癒しの技を使うメアリィを仲間にし、世界を破滅から救う為の旅は続く。

…とまぁ、こんな話です。
ストーリーは、かなり王道。システムもやっぱり王道です。
他の世界で言う「魔法」が、ここでは「エナジー」とされています。特殊な人々のみが扱える、不思議な力です。
ロビンたちは旅の途中、4大元素をつかさどる「ジン」を見つけて仲間にし、自らにセット。
セットしたジンに対応するエナジーが使用できるようになります。
ジンの組み合わせによって、自分のクラスが変わったり、能力値の増減があったりします。
戦闘中、ジンを開放する事によって、各ジンに対応した攻撃(または回復、補助)が発動します。
更に、セットしていないジンを「召喚」する事によって、強力な攻撃が出来ます。
召喚で使用されたジンは、数ターン後に自動でセットされます。これの繰り返し。

この作品、パズル要素に溢れています。
ダンジョン1つ、街中1つを移動するにしても、エナジーを使用して新たな道を作らないといけない場所があったりします。
例えば障害物を動かして隠された入り口を発見したり、水を凍らせて氷柱を作り、その上をジャンプで越えていくとか)
これが楽しい。謎自体はかなり単純なんだけど、軽く頭を使う所がいい。
各キャラクターにセットするジンによって、使えるようになるエナジーが変わるので、いかに有利なエナジーを使えるようになるかを探っていくのも楽しい。
サクサク遊べてボリュームも少なめ(クリアまでに20時間強かな?)です。
この間に全てのジンを集め、隠し? マップの宝島もオールクリアできました。

で。
クリアしても、お話自体は全然終わってません。
ロビンたちの旅は続いていくようです。そりゃあ、目的を全然達成してないしな。
エンディングの後に、続編への繋ぎのようなシーンが入っています。
つまり、1つのお話がソフト1本で終わってないと。
続きが知りたきゃ続編を買え、と。
う…それは…どうなのよ…。
(この変なキレの悪さを見て、LotR「旅の仲間」を思い出しました。原作を知らない人が映画ラストで感じた衝撃と、私がこの作品のEDに感じた衝撃は似たような物なんだろうなぁ)

黄金の太陽 失われし時代

機種

GBA

ジャンル

RPG

感想

[permalink id=3983]黄金の太陽 開かれし封印[/permalink]の続編に当たります。
今回の主人公は、前作で敵側にいたガルシア。彼と、妹のジャスミン、ジャスミンとともに前作で拉致されたスクレータ、前作最後にガルシアとともに灯台から転落したシバの4人がメインになります。
途中から謎のエナジー使い、ピカードを仲間にし、前作で周らなかった2つの灯台を巡ります。
前作の主人公たちとも和解して、8人+1人(スクレータは戦いません)のパーティーで旅をする事になります。

システム等に特に変更はなく、純粋に、1本の作品を分割して販売したような形になっています。
前編後編で主人公の違う作品、ってのは別に「全くない作品構成」ではないですし。(小説とか)
まぁ、ジンの召喚で、複数属性ジンの組み合わせで呼び出せる物が増えたくらいですかね。

作品内のパズル要素もぬるめの難易度で、引っ掛かる事もほとんどなく。テンポよく楽しめました。
むしろ突っ込みたいのはシナリオの方ですかね。

…あの。
前作からの宿題である目的が、根こそぎ否定されてるように見えるのは気のせいですか?

「灯させない」と言う目的は、とある理由によって「灯す」事に変わり。
○○様の為に幻の島を捜し、薬を取ってくるという目的も、○○様死亡、という反則のようなネタで、しなくてもいい物になる。借りたアイテムも借りっぱなしですか。いいのかそれ。
前作の主人公たちの行動って、結局報われないと言うか…。扱いが微妙だなぁと思ったわけです。
エンディングはともかく、ラストバトルとその前後に、何となくすっきりとしないものも感じます。

アレだなぁ、と思ったのは、ガルシアの会話分岐。(前作ロビンもそんな感じだけど)
時々、仲間の会話で「はい」「いいえ」形式の質問をされることがあるんですが(DQ形式の奴ですよ)、あの質問、何の意味があったんでしょうか?
と言うのは、この手の質問が物語の本筋に関係する所ではなく、むしろどうでもいい所でしか出てこないから。
例を上げると、こんな感じ。

  本筋に関係する質問の例
    「○○に行ってみる?」
    ・「はい」 →○○に行く事に。
    ・「いいえ」→○○には行かずに話が進む。
     (「はい」を選ぶまでループする作品もあるが。「そんな、ひどい…」とか(笑))

  この作品の質問の例
    「○○を知ってる?」
    ・「はい」 →他のメンバーの為に○○の説明が入る。
    ・「いいえ」→当然、○○の説明が入る。

…何だそりゃ。
基本的に質問が後者タイプなので、しゃべらない主人公の割に、「動かされてる」って感が強くなる。何だかなぁ。コレならむしろ、こんな質問いらない。普通にスルーさせてくれ。

GBA同士の接続やパスワードにより、前作の情報が引き継げるようになってます。
引き継ぐ事により、前作で集めたジンや主人公たちのレベル、アイテムが引き継がれます。
が。
GBA同士を繋ぐケーブルがないと、コレが辛いのです。
せっかくだから全情報を引き継ぎたいじゃないですか。
でも、その為に入力しないといけないパスワードは260文字。シャレにならん。
根性で入力しましたさ。

とりあえず、前作の分もあわせて、全ジンを入手できました!
…でも、デュラハン倒してません。レベルと作戦がヘボくて返り討ちにあいました(泣)。
いずれ目指すぞリベンジ!(忘れるかもしれないけど!)

MOTHER 2

機種

SFC / GBA

ジャンル

RPG

感想

結構有名な作品ですが、私は最近(2002年の春)、プレイしました。

あのダメージシステムは、結構いいと思うぞ。
ダメージを受けても、受けた分だけの値が一気には減らない。カウントダウンのようにガンガン減っていくんだけど、減っている間に回復さえできれば、たとえ最初のダメージが致死性の物でも持ち直せる。
普通、RPGのダメージにはこういう「遊び」がないから、結構面白いと思いました。
敵があまりに弱いと、戦闘画面にすら行かないとか。経験点とお金だけもらえたとか。微妙にユーザーフレンドリー。便利機能。

ストーリーは…良かったんだろうけど、それほどイベント内容を覚えてないなぁ。覚えているのは小ネタばかり。(それもどうよ)
ただ、ラスボス戦は良かったです。ゲームの途中で入力した物が、そういう形で使われるとは思わなかったし。
よっしゃあ! オイラ(誰)もガンガン祈っちゃうよぅ! って気分。

で。
とても好きなのは、電話の向こうのパパ(笑)。

ドラゴンクエスト III そして伝説へ…

機種

FC / SFC / GBC

ジャンル

RPG

感想

最初の出会いは、妹がトモダチから借りてきてくれた事でした。

借り期間のあまりの短さに、後に自分で購入。嵌りました。
えぇ、ちゃんとFCでクリアしました。やっとです。
実はこの時点でまだ、1をやっていなかったのですが、下の世界に落ちてからは、「まさかまさか」と言う気持ちでいっぱいでした。そして最後にもらった称号。
あの頃から、先読み能力は弱かったし、1をやってなかった分だけ気付くのが遅れましたが。その分、素直に感動できたような気もします。
この作品を好きなのは、キャラの自由度なのかもしれないですね。自分と仲間を好きなようにデザインし、道中の彼らの行動を思い描くことができる。これが良かったのでしょう、私には。
結局は「職業」と言う形で大まかなキャラの方向性は決まってるんですが、逆に「自由すぎなくて」良かったと思います。

 

ちなみにこれやった後に「ドラゴンクエストへの道」を読んで、「うらかたぷろぐらまぁ」になりたいと思ったのは内緒。
こんなんで人生決めたよ自分(元SE)は。