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1202年  4月

5日

リベルダム到着。

 

ここに来たら、先輩冒険者のゼネテスさんにご挨拶。
相変わらず、真面目な事を言うと、舌がつるのね。お大事に。

 

ギルドで、城塞都市跡に怪現象が起きる、と言う話を聞いた。
現在、情報収集中らしいです。
じゃ、ちょっと行ってみようかな。

 

その前に1泊。

 

6日

時計台前に、エステルがいました。
この前の事? いや、別に怒ってないよ。
こっちこそ、事情も知らずにいきなり勝手な事して、ごめんね。
と、にこやかに和解。
そしたらエステルから、竜骨の砂漠に落ちている首飾りを探して欲しい、と頼まれました。
ぇえー! さ、さすがに広大な砂漠の中から首飾りを1つ探すのは無理…。

   「大丈夫、この水晶玉があれば!
    これ、首飾りと引き合うようにできてるんだ」

へぇ、便利だね。

   「マリエルに探して欲しいんだ」

え、名指し?
まぁ…しょうがないかな。(まんざらでもない)
エステルは、ギルドで待っているそうです。そうですか。さっさと行けや、ゴルァって事ですね。
(誰もそんな事言ってないだろ)
とりあえず、行ってくるね。

 

8日

さっそく砂漠を巡る。
…うわ、ここにいるサソリ、強いわ…。
サソリから逃げ回りつつ、何とか首飾りを発見しました。
「引き合う」って言ってたけど、要するに、砂漠の中で不自然に光ってるのね。

死なないうちに、帰ろう…。

 

10日

リベルダム到着。

 

さっそくギルドへ。
エステルー! 見つけたよ、首飾り!
と、首飾りを渡す。一緒に水晶玉も渡そうとしたら、

   「水晶の方は、キミが持っていてくれるかな。
    そうでないと意味がないんだ」

ん、どういう事だ?
まぁいいや。で、報酬は?

   「体で払う、じゃダメかな?」

か、体で!? それはつまり、働くって事ですか!?
(かつて某作品を読んでから、私の中では『体で払う』=『働く』となってます)
…え、ホントにそうなの?(笑)
仲間になってくれるそうですよ。これからよろしくね!

 

さて、と。とりあえずロストールに行こうかな。で、その後城塞都市跡へ行ってみよう。
ゼネテスさんに挨拶をして、出発!

 

18日

ロストール到着。

 

あれ、エステルだ。
しばらく一緒にいられないのかぁ。
猫屋敷からの呼び出し自体、ダメですか。
うーん、仕方ないなぁ。
ま、いいや。なんだか知らないけど、がんばってね。

 

ギルドへ。
いきなり仕事を頼まれました。
ゼクナ鉱山での行方不明者捜索依頼。
おっけ。行きますよ。

 

でもその前に、宿で1泊。
冒険者は体(とMP)が資本だもんね。

 

19日

今日は私の誕生日!
だからと言って、何があるわけでもなく。淋しいなぁ。

さて。気を取り直して、出発です。

 

20日

ゼクナ鉱山到着。
魔物は復活してるけど、サクッと倒してあっさり救出。さ、帰ろ。

 

21日

ロストール到着。

 

広場でこんな話を聞きました。

   「ファーロス家のゼネテス様は
    冒険者をしてるんだって…(略)」

ゼネテス? 冒険者やってる?
それってもしかして、あのゼネテスさん?
あ、あの人が貴族…イメージわかねぇ…。

 

スラムの酒場にその本人がいた。
き、聞きたいぞさっきの情報について。
聞けなかったけどさ。

明日はついに城塞都市跡へ向かいます。
1泊。

 

22日

城塞都市跡へ、出発!

 

26日

城塞都市跡到着。

 

中に入る。
いきなりウワサの怪現象、黒い影に遭遇です。
影に突っ込むと…中に何か変なのがいたぞ。何これ、キモっ!
しかも単に影に突っ込んだだけなのに、周りの景色は何なんですか。どこだよこれ!
なだれ込むように戦闘に入り…うわーん、また全滅だぁ(泣)。

そこにまたまたネメアさん。何か助けられてばっかりだな。ハイ、これからマジメに修行します…(凹)。

 

で。
ネメアさんから話を聞く。
ここには円卓騎士のバルザーってのがいるらしいです。
円卓騎士と言えば…あのアーギルシャイアもそうだったはず。
(も、もちろん忘れてませんよ大元のハナシは)

   「魔人?
    マリエルといると、ロクな事にならないわ」

ガーン! 何て事言うんですかフェティさま。

 

ここからはネメアさんも一緒。
つかネメアさんに連れて行ってもらっていると言うか…。
行く先々の戦いも、ネメアさん1人で片がつくんですけど。すごいや。
むしろ、他4人は何もしない方が…(笑)。

 

怪しい迷宮最深部には、円卓騎士バルザーが。
…マジ? その辺の雑魚相手にてこずってるような状態なのに、私たちも魔人と戦うの?
か、帰っていいですか?(何しに来たんだおまいは)
まぁ、ネメアさんの一撃(スキル使用)で、瞬殺だったんだけど。

…え、どういう事…?
何か気になる言葉を残し、倒れるバルザー
そして、それと同時にこの空間が揺れだした!
ここはバルザーの迷宮。主が倒れれば空間自体が存在しなくなるんだ。
全員、ネメアさんの周りに集まって…「テレポート!」
無事、脱出できたようです。

 

気がつけば、リベルダムに立っている私たち。
ネメアさんのテレポートで、こんな所まで飛んできました。
…あ、セラさんが、ネメアさんのテレポートに感心してる。
うちのアニキに次いで、「認めた男」になるのかぁ?(お、恐れ多い!)
とりあえず、さよならネメアさん。
縁があったら、また、会いましょう。
そ、その時にはもっと強くなってますよきっと!

ギルドに連絡して、調査終了!
って言うよりも、「問題解決」だよねあれ…。

ついでに仕事確認。
「難易度5 『土精の結晶』探索」か…。
難易度的には絶対無理なんだけど、『土精の結晶』自体はもう持ってるんだよね。
手持ちを渡して、仕事完了!
で、それ以外にもう一仕事。
アキュリュースへの護衛の仕事を請けました。出発!

1202年  3月

4日

ゼクナ鉱山到着。
なんだか怪しげな雰囲気ね。

ちょっと奥に行ったところで。『土精の結晶』発見! これだこれだ。
え、セラさん、何?

   「下らん使い走りだ」

何すかその言い草は。(不本意)

一応、奥まで入って、それなりにボロボロになって帰ります。

 

11日

アミラル到着。
(あれ、行き帰りで日数が違う? メモではこの日付になってるんだけど)
依頼達成です。

疲れた体を癒すため、宿に1泊。

 

12日

…さて、たいした依頼もないし。
ちょっとみんなに相談。これからどうしようか?

セラさんはどう思う?

   「リベルダムへ行け」

じゃ、ルルアンタは?

   「リベルダムがおっきな街で、好きだよぉ」

うん、じゃ、フェティさまはどうです?

   「そんなの知らないわよ」(笑)

…わかりました。リベルダムに行ってみましょうか。

 

18日

みんなの望むリベルダムに到着。

 

スラムの酒場にはゼネテスさんがいた。や、これは久しぶりです!
また、「ぼーけんしゃのこころえ」を聞かせてもらいました。
ホントにテキトーにやればいいのね。
つか、ちょっとマジメな話をしただけで舌がつるってのもどうよ。テキトーすぎやしませんかゼネテスさん。

 

―――あ、あれ、フゴー邸に入れる?
前は入れなかったのに。
称号があるせいかな? すごい効き目だね通り名。
ここでは、レア物を高く買い取ってくれるらしいです。

 

闘技場前へ。あ、エステルだ。
「見たい試合がある」って、さっさと入っていっちゃった。ま、いいんだけどさ。

 

さて、ギルドへ。
…おや?
何か強そうな方が、親父さんと交渉してる。
どうやら、最近冒険者狩りをしているダークエルフの話をしていたらしいです。
こっちに気付いた親父さん、私を彼に紹介してくれました。
…ぇえっ!? 彼があのネメアさんですか?
ものすごい有名人じゃないですか。
生きる伝説、現存する勇者、みんなのアコガレ、ネメアさん!
(いや3つ目は人によると思うなぁ)
そのネメアさんに、「いい目をしてる」とか言われちゃいましたよ!(ぱぱぱぁ…)←舞い上がり中

と、有名人に会って舞い上がりきっている時。

   「ダークエルフが出たぞ!」

の声が。それってさっき、ネメアさんと親父さんが話してたダークエルフの事?
…ちっ、いいところなのに…。(そうか?)
走って外に出るネメアさん。私も後を追います。

 

スラムへ逃げたらしいダークエルフを追います。あ、それらしいのを見つけた!
彼女がそうなのかな?
彼女は元は普通のエルフ。妹を冒険者に殺され、怒りで闇に身を落とし、ダークエルフと化したと言う。
(この世界では、こんな感じでエルフがダークエルフに変わるそうだ)
彼女と戦う事になりました。つか、会った早々いきなりネメアさんと肩を並べて戦う事になったよ、うわわわ。生きる伝説と一緒、うわわわ。←舞い上がり続行中
この状態じゃ私、ハッキリ言って役に立たない(笑)。
でもネメアさん、めっちゃ強いわ。1撃じゃん。
叩きのめしたダークエルフに、ネメアさんは言う。

   「死んだ妹のために何ができるか考えろ。
    答えは自分で探せ」

それだけ言って、去ってしまわれましたネメアさん。その背中に向かって彼女は叫ぶ。血を吐くように、「殺せ!」と。
重い環境の中に取り残された私。ど、どうしたもんか…。ほっといて帰っちゃっても良いのかな?(良くない)
オロオロしていたら、彼女がすがりつくように言ってきた。

   「闇に染まった私に何ができる!?
    言え! 言って、お願い…」

そ、そんな事言ったって! 私にもわかんない!(ダメじゃん)
な、何かないか、何かいい言葉…。

   「生きていれば、答えは見付かると思う(多分…)」
   「人間は…残酷だ…」

肩を落として去る彼女。
この先、辛いだろうなぁ彼女。名前くらい…聞いておけばよかったな。

 

ギルドに戻って、職探し。
『土精の結晶』探索? ゼクナ鉱山
何かデジャヴを感じる仕事だなぁ。
受けました。今から向かいます。

 

あれ、街の入り口でエステルがもめてる。
とりあえずエステルを助けよう!
と、彼女と怪しい2人組の間に割って入ったら、戦う事になってしまいました。
…あっさり叩きのめしました。ごめんね、あんたら弱すぎ。

   「あそこまでやる事ないじゃないか!」

え、エステルが怒ってる。(ガーン!)
だ、だってそんな事言われても、ほっとけなかったし…。(ちょっと凹)
まぁ、いいや。エステル、これから行く冒険、がんばってね。

 

21日

街道で、いきなり呼び止められました。
何ですかアナタ。はぁ、ボルダンのゼリクさんですか。よろしく。
で、一体何の御用でしょ…いきなり戦闘ですかぁ?
つつ強っ! 私、1撃耐えることもできなかったよ…。
あっさり全員、のされました。うぅ…。

そこへいきなりネメアさん登場。あっさりと助けてくれました。ありがとうございます。
すいませんお手数おかけして。(何でこんな日常的な会話になるかな)

   「大丈夫か?」
   「い、一応…」
   「そうか。
    前に会った時より、たくましくなったな

すいませんネメアさん。助けてもらっておいてなんですが、これだけは突っ込ませてください。
前回会ったのは、ほんの3日前です。さすがに3日でたくましくなんてなりません。

 

27日

ゼクナ鉱山到着。
ありゃ、中に魔物がいない。こりゃ楽だわ。
あっさり入手。さ、みんな帰ろ。

 

31日

街道で、ナッジくんが、変なのに絡まれてました。
コーンス族特有の、額の角が狙われてるらしいです。
(つまり、ユニコーンの角みたいな扱いなのかな)
それを助けるネメアさん。あれ、今度はあの時のダークエルフの女の人が一緒だ。
ネメアさんは、助けたナッジくんをこう諭した。

   「復讐した後のことを考えろ」

と。
去ってゆく2人。

1202年  2月

2日

ロセンへの街道。ここでまた、ゴブゴブ団に会いました。
あの、だから、聖杯ください!(だから直球過ぎだってば)

やっぱり倒したけど逃げられました。ムキー!

 

4日

ロセン到着。

…あれ、入れない。入れてくれない。
そういえば、閉鎖してるって話、どこかで聞いてたな…。無駄足だぁ!

せっかくなので、まだ行ってない最後の土地、エルズへと向かいます。初めての船旅です。

 

12日

エルズ到着。

 

スライム退治の依頼をもらいました。
風泣きの洞窟だって。
スライムかぁ…。MPたくさん使いそうだなぁ。
(そんなイメージがある)
先に、宿で1泊。

 

13日

1晩休んで、元気いっぱい。
風泣きの洞窟に出発!

 

16日

風泣きの洞窟に到着。
タイガーワスプ、クイーンワスプの集団にてこずりながらも、スライム自体はサクッと倒す。やれやれ。
さ、帰ろか。

 

19日

エルズ到着。依頼達成。
疲れを取るために、1泊。

魔法を使って戦うようになってから、ガンガン宿に泊まってるなぁ。

 

20日

特に、これと言った仕事も出会いもないなぁ。移動しよ。
とりあえず、アミラルに出発!

 

26日

アミラル到着。

 

ギルドへ。親父さん、何か仕事、ない?
…『土精の結晶』探索、かぁ。場所はゼクナ鉱山
受けてみましょ。
難易度も手ごろだしね。

1202年  1月

1日

年明け。
アキュリュース到着。
新年だからって、別に何かやってるとかそういうのはないのね。
(第一、この世界に『正月』の概念があるかどうかもナゾだし)

 

ドワーフ王国への配達と護衛の仕事をもらい、出発!

 

7日

ドワーフ王国に到着。

 

試しに、北の地下街道に行ってみる。
こういうとこ、行った事ないしね。腕試し!

…なかなかいい感じ。さくさく進める。何だ、探索とか退治とかも結構できるようになってるのね私たち。
実力不足で返り討ちかと思って、手をつけなかったんだけど。
と、のんきに奥へ進む。
が、MP切れで引き返す(笑)。やっぱりまだ貧弱…。
まぁ一応、最奥まで入ったし、いいか。
(なぜ『街道』が行き止まりになってるのかはナゾ)

 

宿で1泊。
…って、私、有名なの?
そのウワサしてた人って、一体誰?

 

8日

スパルトイ退治の依頼を受けてみる。
場所は、西の地下街道
奥へ奥へと進んで行き…スパルトイ発見!
魔法連発で倒しました。

   「フ、たあいないな」

なんてセラさんは言ってます。
何カッコつけてるんですか。ブレス1発喰らって、セラさん1人だけヘロヘロじゃないですか(笑)。

途中にあった宝箱もチェック。
で、DEXが90必要?
ごめん、今は無理。放置です。

 

宿でもう1泊。

 

9日

そろそろ移動しましょうか。
テラネへの配達の仕事をもらい、出発!

 

13日

エンシャントに寄り道。

 

ちょっと酒場へ。
ここにゴブゴブ団がいるって、確かオルファウスさんが言ってたし。
ねぇ親父さん。しゃべるゴブリン、見たこと無い? …ないですか、おかしいなぁ。
と、そこへ良いタイミングでゴブゴブ団の3人が入ってきた。
あ、すいません、ゴブゴブ団の皆さん。ちょっと良いですか?
あのですね、あなた方の持ってる聖杯、いただけません?
(腰は低いがかなり直球)
ダメですか。しかも逃げますか。…ちぇ。
でもかなりカワイイなあの3人。

 

像の前へ。
いきなり声をかけられた。は、激しく失礼な方ですな。何が「冒険者その1」ですか。
私にはマリエルという立派な名前があるのですよ!
彼女はアイリーンゴブゴブ団を追っているらしい。
え、目的一緒? ライバル!

 

街の中をウロウロしつつ、もう1度像の前へ。
…フゥ。なんか今日は「冒険者」って呼ばれる事が多いなぁ。やれやれ。
って、ハァ? 無限のソウル? 見ただけでそういう素性だって分かるんですか?
インフィニティア? 何ソレ。
ぽかーん。
この人は、帝国宰相のベルゼーヴァさん。偉い方でしたのね。
でも、「さえない名前」とは失礼な言い分ですね。この名前は気に入ってるのに(怒)。
まったく。何だありゃ。

 

更にウロウロしてたら、墓地に出ちゃった。
あれ、誰か、いる。

   「こんにちはー、あの…」
   「近寄らないで!」

ガーン!
そこへ、兵士の人が走ってきた。彼女に用があるらしい。
彼女はどうやら、ザギヴさんと言うらしい。さっきのベルゼーヴァさんから呼ばれてしまうような方らしい。
(兵士さんの発言より推測)
―――げっ!
いきなり兵士さん怒られてる。大事な話を一般人の前でするな、って。
いや、あなたこそ一般人(冒険者だけど)の前で兵士さんを平手打ちってのはどうかと…。
あ、行っちゃった。

 

で。
ろくな仕事がない。ちぇ。あきらめてテラネへ出発。

 

15日

テラネへと移動中。

 

あれ、ゴブゴブ団だ。
そんな気はなかったんだけど…追いついちゃいましたか。
そういう事なら、聖杯、下さい!
え、戦うの? なら、私たちが勝ったら下さいね!
(いい加減な交渉)

一応、さっくりと倒す。楽勝です。
さ、聖杯、下さい…あー、逃げた!
待て! 聖杯、置いてけ!

 

17日

テラネ到着。

 

あれ、アイリーンだ。
アイリーンは騎士を目指しているらしいです。
でも、アイリーンの故郷、ロストールでは、女は騎士になれないんだって。
それで、騎士になれる国を探して旅をしているらしい。
がんばってね。

紺碧の洞窟からの救出を頼まれました。
行ってきます!

 

20日

紺碧の洞窟到着。

 

ひたすらに奥へと進む。
帰り楽になるように、その辺の敵を全て蹴散らしておきます。
この洞窟、サンデューという魔物ばかり。セラさんだと一撃ですか。
すごいなぁ、強いなぁセラさん。
(こんな事言ってますが、まだLv9です)

あっさり救出。
さ、帰ろ。

 

23日

テラネ到着。
依頼達成です。

 

呪いのアイテム宅配の仕事をいただきました。
目的地はエンシャント

アイリーンに挨拶して、出発です。

 

27日

エンシャント到着。
街道沿いに出た魔物は、インビンジブルの魔法でやり過ごしました。無傷!
ギルドに寄って、依頼達成です。

 

宿へ。
知らないうちに、私には称号…つか、通り名がついていたようです。
『水の戦士』だって。
まぁ、やたらと水の精霊力値が高いからねぇ。
紺碧の洞窟でガンガン倒したサンデュー、アレが水属性だったらしくて、水の値だけひたすら上がったから…。
とりあえず、1泊。

 

28日

エンシャントをうろつく。
墓地でドルドラムさんというドワーフの方に会う。
ソリアスの神官さんらしいです。
2人並んで墓地を散歩する事に。何故…。
前回、ザギヴさんがお参りしていたお墓について教えてもらいました。
予言に出てきた彼女の名前と、それによって起きた一族の悲劇について。うわ、重い話だ…。

 

像の前へ。
アイリーンテラネから戻ってきたんだ。よく会うねぇ。

   「あなた、確かにセラより
    強くないんでしょうけど
    彼よりよっぽど好感が持てるわ。
    さっきだって…」

一体、何したんだセラさん…。

 

ギルドへ顔を出す。
ありゃ、また捜索願い? 今度は賢者の森ですか。
らじゃ。即、助けに向かいます!

 

29日

賢者の森到着。
サクッと発見。サクッと救出。ラクショーです。

 

ついでに猫屋敷へ。オルファウスさん、ネモさん、元気ですかー?
とりあえず、ネモさんにみんなとの事を聞いてみました。
アイリーンは、オトモダチだと思ってくれているようです。
セラさんなんてオトモダチ未満。フェティさまとルルアンタにいたっては、「ただの知り合い」としか思われていないようです。
一応、パーティ組んでるのに…ただの知り合い?
ちょっと凹む。

 

30日

エンシャント到着。

 

またウロウロ。

墓地でまた、ドルドラムさんに会う。
別に墓地がお気に入りの場所ってわけでもないんだけど…。まぁいいや。
また、一緒に散歩。
ネメアさん、エリュマルク帝、イズ后の話を聞きました。
つかなんでこの人、こういう話に詳しいんだ。

さて、仕事…ないなぁ。
よく見りゃみんなMPの残りが心もとない。
1泊します。

 

31日

とりあえず、別の場所へ行ってみることにしました。
行った事ないのは…エルズと、ロセン、かな?
ここから近いのは、ロセンか。一応行ってみよ。

1201年 12月

3日

アミラルに到着。

 

ギルドには、ソウルイーターの事を報告しておきました。
これで、調査終了!

 

休みもいれずに、ノーブルへの配達の仕事をもらい、出発!

 

7日

ノーブルに到着。

 

…たいした仕事、ないなぁ。
アキュリュースへの護衛の仕事をもらって、さぁ出発ですよ!

 

9日

ロストールに寄り道。

 

ついでの仕事は、ないっぽい。…いや、待てよ。
ドワーフ王国への手紙配達はできるな。通り道だし。行った事ないし。
その仕事。いただきます。

 

13日

ドワーフ王国に到着。
手紙を渡して、依頼終了。簡単!

 

初めての場所なので、ちょっと探検。
酒場に行ってみた。
カウンターに座って飲んだくれているドワーフさんに、

   「デルガドを知っているか?」

と、声をかけられました。
デルガド…? つか、それってあなたの事でしょ?
どんなにすごいのか知らないけど、少なくとも、今はただのヨッパライ。
と、投げやり(笑)に言ってみたら、何故か仲間になってくれるって!
歯に衣着せぬ発言が良かったらしいんだけど…。何で気に入られるか分からんなぁ。
これから、よろしくねデルガドさん!

 

そろそろアキュリュースに向かいましょうか。

 

19日

アキュリュース到着。護衛終了です。

 

ここも初めての場所。探検です。
町の中心までは、船に乗って向かうそうです。
街の中も、清らかな水に囲まれて、涼しげな雰囲気です。

神殿前の広場に、1人の女性がいました。死んだミズチの心と話をしているらしい。
そんな話をしていたら、いつの間にか、周りにふわふわと光が漂い始めました。
これが、ミズチの心…?
どうやら私、ミズチたちに気に入られたらしいです。普段は姿を見せないんだって。
そっか、気に入られたか…ふふふ。
ちなみに彼女はイークレムンさん。この先にある神殿の巫女さんらしい。

神殿にも行ってみた。けど、奥には入れないって。ちぇ。

 

神殿前広場に戻ってみると、そこには人がたくさん集まっていた。
中心にいるのは…あれは、エルファスさん?
宿の親父さんに、「こんな話聞いてないで、カエレ!」とか言われたけど…とりあえず、残ってみた。
そしたらエルファスさん、こっちを見た後、黙ってどこかに行っちゃった。
…え?
この街が廃墟になった幻をみた? どうしちゃったのさ親父さん。

 

アルノートゥンへの配達の仕事をもらいました。さぁ出発です。

 

25日

アルノートゥン到着。

 

初めての場所ではまず探検。
奥にある城には、入れないっぽい。

 

酒場へ…ん?
頭に角のある男の子と…あの時のエセ勇者!
男の子はナッジくんと言うらしいのですが、いきなりエセ勇者に向かって剣を構えました。穏やかじゃないなぁ。何なんだ。
ナッジくんの言葉から、エセ勇者の名前がガルドランという名だと…あれ? 確か、テラネで宿屋の男の子を傷つけたのも確かそんな名前…。
と、ぼんやり考えてる間に。
うわいきなり形勢逆転。しかも躊躇せずに男の子もやっつけちゃう気かエセ勇者! さすがにほっとけんし!
(こいつ絶対手加減なんてしなさそう)
止めに入ったら、何故かエセ勇者を狙う刺客だと間違えられて戦う事に。
だ…誰があんたなんかを付け狙うか! 私そんなに暇じゃない!
しかし、かつて私はこいつにのされた身。多少は強くなってると思うけど、ちょっと不安だ…。
こ、こうなったら、一か八か、魔法だ! ファイア!(建物の中でそれかよマリエル)
…い、一撃ですかー! 勝ったよ! 激しい達成感!
そしたら今度は、「永遠のライバル」呼ばわりされる。こ、この男は…。
つくづく、『自分が主人公の物語』に酔いやすい人だなぁ。

ナッジくんは、強くなりたいんだそうです。
仲間になってくれました。

 

宿で一泊。

 

26日

ギルドに顔を出す。
ろくな仕事がないなぁ。

 

アキュリュースへの配達を請け負いました。出発!

1201年 11月

2日

リベルダムへ到着。

 

スラムの酒場で、ゼネテスさんに会う。
あ、この間はどーも。
いい冒険者になる為には、テキトーにやってりゃいいらしいです。
いいんかそれで。

 

広場へ。ここには大きな時計台がある。
なにやら物騒な事を言っている女の人に会う。え、何、不法侵入?
声をかけたらやたらとびっくりされた。いや別に私は警備員とかそういうのじゃないんだけど…。
彼女はエステル。時計台の中が見たいんだけど、ここの市民じゃないから見せてもらえないんだって。

 

ロストールへの護衛の仕事をいただきました。即座に出発!

 

10日

ロストールへ到着。

 

ギルドの親父さんに、「最近、冒険者らしくなってきた」と言われる。フフフ。
1ヵ月も旅をすれば、それなりにはなるだろうしねぇ。
まだまだ卵の殻が頭についているようなひよっこですが。いろんなお仕事くださいね。
で。
リベルダムへ行け」って言われても…。私、たった今そこから来たんだけど…。

アミラルまでの護衛と配達の仕事をもらいました。

 

出発前に、何となく街をウロウロ。
酒場に顔を出してみた。あれ、何か、もめてる…?
どうやら酒場のおねーさん、フェルムさんをナンパしてる男がいるらしい。
自分の事を「未来の勇者」と称し、スマートでもなんでもないゴーインなナンパ。
そ…そんな勇者、個人的にイヤだ!(笑) おら、そこのおっさん、かっこ悪いからやめれ!
…と、声をかけたらこっちがブチのめされた。じ、実力不足…。
(ま、まさかおっさん呼ばわりがムカついたんだろうか)
でもどうやら、勇者もどきは去り、フェルムさんは助かったっぽい。よかったね。

 

しかし…。あー、痛ぇ…。
宿で一泊。
ぜ、絶対皆にバカにされた…。うわぁん!

 

11日

アミラルへ出発。

 

13日

ノーブルに寄り道。
…何だここ。変な土地だな。何オドオドしてるんだろ。
便乗で請けられそうな仕事もないし、さっさと出る。

 

17日

アミラルに到着。
広場に人が集まってる…。なにやら終末思想な話をしてる人がいますよ。ハァ、「救世主」エルファスさんですか。
そしてそれに反論するように、エルフの男の人も登場。何だ何だ何だ。
よくわからなくてオロオロしているうちに、みんないなくなっちゃった。…何だったんだ一体。

 

ギルドへ。
ギルドではこんな話が出ていた。
オズワルドの街に、連絡が取れない、と。
一応、調査を頼まれました。
りょーかいです。行ってみますよ。

 

出かける前に、アミラルの街を見て回る。
酒場へ。あぁ、ここでももめてる…。
エルフの女の子が、その高飛車な口の悪さで、冒険者3人を怒らせたらしいです。詰め寄られてる!
た、助ける!
おまいら、いくら暴言吐かれたからって、女の子1人にヤロゥ3人かよカッコワリィな!
(マリエル、それも暴言…)
そしたら、3人がこっちに向かってきたので、私1人で叩きのめした(笑)。
さっきの発言に説得力がなくなってしまいました。女1人でも十分勝てますねこいつらなら。
その後。

   「こんな世界、つまらないわ」

と、エルフの女の子。どうやら世界を見るために、エルフの森から出てきたらしいんだけど。さすがに結論を出すのが早すぎない?

   「そうかなぁ。
    結構、オドロキに満ち溢れていると思うんだけど…」
   「ハァ~?」

呆れられてしまいました。い、いいけどさ。

   「オドロキに満ちた世界、ってのを
    見せてもらおうじゃないの」

あれ、仲間になってくれるの? 一緒に来るの?
そして、「フェティさま」と呼べ、と?
…ぽかーん…。

でも、こっちの名前を聞き忘れたのに気付いて戻ってくるあたり、何かカワイイ。

 

宿屋では、オオボケ魔術師のユーリスを、3000ギアで買い上げました(笑)。
イヤ、単に、借金の肩代わりをしただけなんだけど。

 

さて、そろそろオズワルドへと出発しましょうかね。

 

25日

オズワルドに到着。

 

入り口に、心身喪失したような男の方が。あれ、アミラルのギルドで話してたオズワルド出身の方ですか?
呆然とするようなことが、ここに起きているんですか?
とりあえず、探索。

外には、誰もいない。
1軒の建物の中に、唯一無事だったっぽい方がいた。2人の女性。ノエルさんとカフィンさん。
…どうやら、オズワルドは、封印の解けたソウルイーターに襲われたらしいです。
ノエルさんは、この街を守っている人だったらしいんですが、その時はただ、見ている事しかできなかったと。1人、自分を責めていた。
カフィンさんと2人で、ノエルさんを慰める。
ソウルイーターを倒せば、みんな元に戻るんでしょ、助かるんでしょ?(そういう事らしいです)
なら、倒せるようにがんばらなきゃ! 今、落ち込んでてどうするのさ!
どうやら元気を取り戻してくれたようです。良かった…。

2人と別れ、街の奥へ。
最奥には、遺跡っぽいものがあった。上れるようになっていたので、行ってみる。
そこには…アミラルで会ったエルフの男の人と、なんか顔色の悪そうな(笑)男の人がいた。
…何の話をしてるんだ? 何かを企んでるっぽいんだけど…あら、行っちゃった。

 

セラさんと街の入り口で落ち合わせ、アミラルに帰る事にしました。
ノエルさん…これから大変だろうけど、がんばってね。

1201年 10月

6日

エンシャントへ到着。
セラさんに連れられて、まずは冒険者登録。
強くなるための基本を教えてもらいました。
セラさん…無愛想なんだけど。村を出る時に「面倒は見ん」とか言ってたんだけど。
なんだかんだ言って、いろいろ教えてくれるなぁ。
そ、そんなに頼りなく見えますか!?(ガーン)

しかし…さすが帝都。広いなぁ。
ミイス村とは比べ物にならない。(当たり前)
広すぎて迷うよこれ。

 

とりあえず、ギルドで仕事をもらいました。
テラネへの護衛と配達の仕事。
初仕事ですよ。がんばろう。

 

10日

テラネに到着。
な、なんかここ、冒険者嫌いですか? なんかあったんですか?
宿の息子さんのヴァンも冒険者に怪我させられたって言うし。
どこのバカだそんな事するヤツは。素人さんに手を出しちゃいけないでしょうが。(今はマリエル自身も素人だけど)
そのバカの名前は、ガルドラン
ふーん。一応覚えとこ。どんなヤツなんだそいつ。

 

無事に仕事も終えました。
今度はウルカーンまでの配達の仕事をもらいました。出発!

 

16日

ウルカーンに到着。

 

エスト=リューガって人に会う。考古学者の方ですか。
どうやら闇の神器について研究をしているらしいです。
お話、面白いですね、って言ったら、こっそり秘密を教えてくれました。
既に一つ、闇の神器を手にしていると。

 

シェムハザって人にも会う。
頭に角が…。コーンス族の方ですか。
いや、ただなんとなく来てみただけだし、そんな、巫女様がどうのなんて話は知らないよぅ。

 

リベルダムまでの配達の仕事をもらい、出発!

 

18日

リベルダムへの道中、怪しい人に会う。

   「あの女、強い…」

と、セラさん。そんな、セラさんがそう思うような相手じゃ、私どうしようもないし。
テレポートしようとするその人を見て、セラさんが言う。テレポートは魔人しか使えない、と。
って事は、アーギルシャイアの仲間?
(円卓騎士は、魔人らしいですよ)

その人のテレポートに巻き込まれ、どこかの森の中へ飛ばされました。
森の中には1軒の家。中からさっきの人が出てきた。
いきなり切りかかるセラさん。わぁ、待って待って待って!
…あー、ある意味返り討ちにあってるし…(笑)。
彼はオルファウスさん。女の方ではなかったらしいですよ。セラさんそこから間違ってます。
そして、アーギルシャイアの仲間でもないらしい。
むしろ、オルファウスさんと一緒にいたネコさんの方がそうらしい。(ぇえっ!?)
ネコさんの名前はネモ。円卓騎士だけど、今は猫の姿にされているらしい。ネコが円卓騎士…。なんだか可愛い集団だな円卓騎士。

オルファウスさんは言う。今はゴブゴブ団が持っている聖杯を探せ、と。
そうすれば、同じく聖杯を探しているアーギルシャイアと絡むはずだから、と。

更に、不思議な部屋へと案内されました。
この部屋で、仲間の入れ替えができるそうです。ありがとうオルファウスさん。

 

さて。あらためてリベルダムを目指さなきゃ。

 

25日

リベルダムへはロストール経由で行く事にしたので、ついでに寄ってみる事にしました。

 

ギルドへ。なんか、ついでの仕事とかないかなぁ。
あら、何この張り紙。スラムのハンナ…? 人形を貴族から取り返して…?
気になったので、スラムの方へ行ってみる事に。

 

スラムでは、女の子が襲われてた。
ちょお待てや! 何してんだおまいら!
と、非友好的に声をかけたら、こっちに襲いかかってきましたよ!
うわ、ちょっと待ってぇ。セラさんいないし、1人でこいつらを相手に戦えと? オロオロオロオロ。
(さっきの威勢の良さはどこに行ったんだ)
あ、あら? あっさり勝った。こいつら、弱っ!
助けた女の子は、仲間になってくれました!
彼女はルルアンタ。リルビー族の女の子です。
これから、よろしく!

 

スラムでハンナちゃんの家を見つけ、話を聞く。
家の外に出たところで、スラムにイヤな貴族のタルテュバがやってきた。
あわてて隠れる。
どうやらタルテュバは、スラムに住む方々に暴力を振るう事で、ストレス解消をするらしい。な、なんてヤツだ。
しかし。
スラムに誰もいない事に、なんか逆上してるんですけど。スラム破壊とか言い出してますケドー! そして出てくるペットの大ナメクジ。ギャー。
ジョーダンじゃない。そんなアホな発言、認められるかい!
私、一応冒険者。一般の方よりは腕に覚えがありますし。こんなんほっとけません。
とりあえず、私が相手だー!

一撃で沈むマリエル(笑)。

か、かっこわるー。
代わりに倒してくれたのは、ゼネテスと言う冒険者。大ナメクジを倒したら、タルテュバは逃げちゃった。
危ないところを助けていただき、ありがとうございますゼネテスさん。

 

ハンナちゃんの人形は、タルテュバに取り上げられて、ロストール王女のティアナ様に渡されたらしいです。
げっ、王女? そんなんどうやって返してもらえばいいんだ?
そうしたらゼネテスさんが、『銀の首飾り』をくれました。
これがあれば、王宮の隠し通路が通れるそうです。
何でそんなの持ってるんですかゼネテスさん。

 

隠し通路を抜け、たどり着いた部屋には、なにやら気さくなお嬢さんがいました。
あのー、ティアナ様にお会いしたいんですけど。私、決して怪しいものでは…(怪しいって)
って、アナタがティアナ様ですか!?
理由をお話したら、快く人形を返してくれました。いい人だ…!

 

ハンナちゃんからは、報酬として3ギアいただきました。
確かにお安い報酬だけど…。なんだかすごくいい事をした気がする。気分いいぞ!
う、でも、まだまだ力不足。もっとがんばろう…。

はじまり

1201/09/26

ここは、バイアシオン大陸にある、地図にも載らない小さな村、ミイス

私はマリエル。
今は森の中を走っている。
森の奥には1人の男の人がいた。彼はロイ。私のアニキ。
2人で薬草を摘む。あの、アニキ、ちゃんと働いてる?

   「頼りにしてるぞ、マリエル」

いや、そうじゃなくてさ。
うまい具合にサボられる。ちぇ。
そんな、いつもの日常。

ただ、違うのは。
最近、村の回りに魔物が多く出てくる事。
村の周りは結界に覆われているので、魔物が入ってくる事なんてないはずなのに。

村に帰ろうとした時、会った事のない、怪しげなおねーさんと会う。
え、ハイ? 探し物? 何を?
私には聞こえなかったんだけど、アニキは聞こえたらしい。そして、そのねーさんから目を逸らし、「知らない」と答えた。
その場から消えるねーさん。
…まぁ、アニキが知らないのに私が知ってるわけないし。いいや。放置。
アニキは、今のねーさんに似ている人を知っているらしいです。あぁまたここに、アニキは知ってるのに私は知らない事実が…。物知らず…。
(そういう内容の事ではなさそうですが)

 

村へ。
なぜか私は大人気。
アニキが修行の旅に出ていた時、私が村を守っていたから、って事らしいんだけど…。何から?
え、だって、村は結界に守られてるわけだし。ってことは、村には魔物は来ないわけだし。
現に、さっきアニキと一緒に戦ったのが、初めての練習以外の戦闘なんだけど…。
…まぁいいや。(あっさり)

神殿では、ダディアス父さんが待っていた。
言い忘れてたけど、私は司祭の娘。ガラじゃないと思うんだけどなぁ。
帰ってきた挨拶をしたところで…う、うわ、地震!? 大きいぞ、ナニ?
アニキが言う。「今のが竜王の覚醒か」と。
世が乱れる時に、覚醒する竜王。その第一声ではないかと。
それってつまり、この先、世が乱れるって事だよね…。やばいじゃん。
で、私はアニキと一緒に、森の確認に行く事になりました。
ダディアス父さんに、『復活の真珠』をいただきまして。いざ、出発!
でも、なんだか父さん、淋しそう。
何、娘を送り出すくらいで感傷的になってるのさ!
(親心のわからないヤツめ)
大丈夫でしょ。めっちゃ強いアニキと一緒なんだから。心配しないで、待ってて。

 

さっきの森へ。奥まで来てみたけど、静かなもんじゃん。
何もなさそう。戻ろうよアニキ。…あれ?
帰り道をふさぐように、魔物が!

   「罠か…」

いや、ハメられる要素は特にないと思うんだけど。少なくとも私には(笑)。
アニキはさっきのねーさんの仕業だと思ってるんですか。何で?
ワケのわからないままに、魔物たちを全滅させる。やれやれ…。

その時、村の方から大きな音が!
うわしまった。よく考えたら、今、村を守る人が誰もいないんじゃん!
全速力で村へ。

 

…何、これ…。村が、燃えてる…。
その中心にはさっきのねーさんが。神殿の方へ向かっていく。
と、父さん! そして(出てきてないけど)母さん! 無事でいてよ!

しかし、願いもむなしく。
アニキと私が神殿にたどり着いた時には、父さんも母さんも、物言わぬ骸になっていた。
間に合わなかった…。(呆然)
ねーさんが、殺したらしい。笑いながら、殺したらしい。
ねーさんが、名乗る。
破壊神ウルグの円卓騎士、心を無くす者アーギルシャイア、と。そして消えた。
後に、デカいゴーレムっぽいのを残して。
追いかけたい! つか、あの女、絶対切る!
でも先にこのデカいのを倒しておかないと…。強そうだけど…。

   「マリエルは皆を避難させてくれ」

ぇえ? アニキ1人で戦うの!? 無茶だよ!
でも、確かに今の自分じゃ、アニキの足手まといだ。その辺の雑魚すら1撃で倒せないくらいなのに。
…わかった。アニキ、強いもんね。
私は村の皆を助けに行くよ。アニキもがんばって!

 

村の出口を塞いでいるピクシーを倒し、皆を村の外へ逃がす。
村の女の子から、『朝日のお守り』をもらいました。装備してると、眠りを50%回避だそうです。ありがとね。
このまま、皆を安全な所まで連れて行こうと思うんだけど…。
(後ろを振り返る)
…アニキ、大丈夫かな…。
一応、どうなったのか知っておいた方が、いいよね。
アニキが勝ったなら(つか、絶対勝ってると思うけど)、安心して村の皆を避難させる事ができるし。
もし…負けてたら、皆が逃げ切れるまで、私がほんの少しでも時間を稼がなきゃいけないし。
(稚拙な)理論で納得し、神殿の方へ走る。その時、後ろから私に声をかける人がいた。
あの、ドナタデスカ?
アニキの事知ってるみたいだけど…はぁ、セラさんですか。私、マリエルです。よろしく。
あの、セラさん。アニキとはどういった関係で…?

   「ロイは、俺が唯一認めた男だ」

よく、わかんない…。
まぁ、アニキの方がセラさんを認めてるとは限らな…いやいやいやいや。
2人で神殿前へ。
さっきのゴーレム(デス・ギガースと言うらしい)は倒され。
アニキもその場にいなかった。
セラさんは剣をかざす。

   「ロイはここにはいないようだ」

どうやらセラさんの持っている剣は、アニキの剣と対になるものらしい。

 

何もわからないままに、セラさんについて行く事にしました。
ごめんね村の皆。守人失格だけど、私は村を出ます。
消えたアニキを探したい。
何より、あの女、アーギルシャイアを、探し出したい。

 

セラさんと一緒に目指したのは、帝都、エンシャント―――。