機種
PS
ジャンル
RPG
感想
自由度のそれなりに高いRPGです。KOEIが作ったルナドン、と言えば、わかる人にはわかってもらえるのではないかと…。
(だから、それじゃあレビューの意味ないじゃないか)
主人公を作成し、旅の開始地点を選択すると、その瞬間からこの世界の大きな歴史の流れに飲み込まれます。
開始地点によって、オープニングのエピソードが違います。
仲間を探し、仲間とともに旅をする。ギルドで仕事を探し、こなす。
この辺はかなり自由です。誰を仲間にしてもいいんで。(もちろん、簡単には仲間にならない人もいます)
そのうちに、世界に大きな歴史の波が押し寄せます。それにかかわることも出来ますし、無視するのもいいでしょう。
かかわる場合も、何処からかかわるかによって、また世界は変わります。
ただ、変わると言っても結構些細なところだけです。
大きな流れは変わりません。
歴史の動きの中で出来ることは沢山ありますが、主人公に出来ることは、せいぜい「誰かが死ぬのを防ぐ」だとか、そこどまりです。
世界自体は変えられない。
ゴールはひとつ。そこに至るまでの道は多数。
…とは言っても、エンディング自体は結構あるようです。
エンディングまでにどれだけイベントをこなしたか、誰と仲が良かったか等によって、エンディング後に主人公とかかわってくる相手が変わるようですよ。
システムについて。
とりあえず、戦闘開始時のムービーはもう少し短くして欲しかったなぁ。
RPGの戦闘って何度も行う物だから、少しだけいらつきました。
(開始時のムービーは飛ばせないけど、戦闘中のは飛ばせる。これは便利)
ただ、戦闘で稼ぐ経験点よりも依頼達成でもらえる経験点の方が圧倒的に多いので、戦闘を回避して行けば特に問題にならないかも。
仲間の変更が「猫屋敷」と言う場所でしか出来ないのはちょっと不便かも。移動にも日数がかかる世界(いや、普通移動には時間かかるけど)なんで、いちいちそこに行ってメンバー変更、ってのは私には合わなかった。
結局1度も変更しなかったし。2軍メンバーもそれなりにいたのにな。
気になったのはそれくらいかな。
旅を彩る仲間キャラについて。
主人公の行動によってはあっさり死んでしまうこともあります。(つか、アンギルダンも仲間に出来るのね。それまで会わなかったから対象だと思わなかったよ)
行動によっては敵になるキャラもいます。(大親友が立ちはだかった時には困ったよ…ヘタレなんで逃げましたが)
進め方によっては会いもしないキャラもいます。
まともに触れ合ったキャラに対する感想だけになってしまいますが、どのキャラも魅力的でしっかりしてる。
(方向に問題のあるやつもいるが)自分の意思ってやつをしっかり持って、突き進んでる。
ただ、特有のイベントが存在しないキャラもいるっぽくて。その辺はもったいなかったなぁ。つか、フェティさまのイベントってあったのか? ずっと連れ歩いてたのに、何もなかったぞ。
グラフィックが洗練されていない、そう言ってしまえばそれまでの作品ではあると思います。
最近の作品に慣れた方では、正直、グラフィックが厳しいかな?
物語が、厳密に言えば自分中心じゃないってのももしかしたら不満材料になっちゃったりするのかな?
でも、そんな事を気にしなければ、バイアシオン大陸内を傍若無人(誤)に動き回ることが出来ます。
大陸で一生懸命に生活する、素敵な人たちと会う事が出来ます。
プレイ方法によっては2~30時間でクリアできるようなこの作品。私は、好きです。
それでは皆さん、自由な旅を!
プレイ日記があります。