ラジアータストーリーズ

機種

PS2

ジャンル

アクションRPG

感想

竜殺しの英雄である父を持つ少年、ジャック。
両親共に既になく、姉であり、剣の師匠でもあるエアデールに育てられる。
尊敬する父と同じように城の騎士になることを夢見て、彼は騎士選考会に参加する。
選考会には、生まれながらにして騎士になることを義務付けられた少女、リドリーも参加していた。
2人は選考会1回戦で対戦することになり…

こんな感じで始まるこの作品。
かなり楽天的でイイカゲンなジャックはやがて、いろいろな人と出会い、別れ、そして人間と妖精の大戦争に巻き込まれていきます。
その時、彼がどちら側についているかによって、物語は変わっていきます。

 

4人までのパーティーを組んでのアクションRPGになります。
マップ上に敵は表示されていまして、それにぶつかる、またはこっちから蹴っ飛ばす(笑)ことにより、戦闘に移行します。
基本的な攻撃方法は、「攻撃対象を選択してAボタンを押す」になります。
攻撃をする、または攻撃されることによってパーティー共通の技ゲージがたまっていきます。
たまったゲージを消費することによって、強力な技を繰り出すこともできます。
ジャックがパーティーのリーダーの場合、仲間に命令を出す事ができます。例えば、攻撃する対象を命令したり、回復技能を持つキャラに回復を依頼したり。
さらに、パーティーで「リンク」と呼ばれる隊列を作り、攻撃力を上げたり鉄壁の防御を築くこともできます。

 

仲間ですが、人間妖精合わせて全部で180人弱います。つか、いすぎです。
しかし、1度のプレイで仲間にできるのは大体半分くらい。ジャックが進んだルートによって、敵対する種族のキャラが仲間にできなくなります。分岐までに仲間にしていても、分岐した時点でみんな仲間から外れます。
そして、分岐後のフィールドでは、彼らが敵として襲い掛かってくるのです。ヒー。
場合によってはかつての仲間と戦わないといけなくなったりもするわけです。

特に妖精編に進むと、いろいろな所で、かつてお世話になったりした人が前に立ちはだかったりするので、大変心が痛みます。
隊長がジャックを連れ戻しに来たりとか、団長が助けてくれたりとか、大隊長が認めてくれたりとか、副長とオトコ同士の熱いやり取りを繰り広げたりとか。(元上司ばっかりじゃねぇか)
なまじ長いこと人間の世界で生活してきただけに、彼らにも思い入れがあったりするんですよ。もうね、ゴメンナサイと。
(人間編だと心が痛まないってわけではないんですが、分岐前はあまり、人間以外の方と接しないんですよ。ただ、分岐直前のイベントを見ると、このまま人間編に進んでいいものかと悩みます)

 

両方のエンディングを見ました。
…。
ど、どっちもなんだかすっきりしないなぁ。
戦争が起こってしまっている以上、誰もが満足するような結末は望めないんだろうなぁ。でもなぁ。

…で。
言っても仕方の無いことだとは思うんですが。
早い段階で、ヤツ(某騎士団長)をサックリやってしまうルートはできんもんだろうか…。
彼の存在がなければ、『ジャックのドキドキ騎士生活出世街道一直線物語』みたいな感じで、ものすごくヌルイ作品ができてたんじゃないだろうか。
(それが作品として面白いかどうかは別問題)
…まぁ、人間と妖精の衝突が先送りされるだけで、世界の危機は全然回避されないんだけどさ。
彼のファンの方、大変申し訳ございません。

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