黄金の太陽 開かれし封印

機種

GBA

ジャンル

RPG

感想

ゲームボーイプレーヤーを買った際、続編と同時に買ったソフトです。
強制されてとはいえ、禁忌とされている神殿の封印を解き、4つの宝石(ちょっと違う)を持ち出してしまったロビン(名前変更可)。その際、謎の男女に4 つのうち3つの宝石を奪われ、幼馴染の女の子ジャスミンと、錬金術の学者スクレータを連れ去られてしまう。
謎の2人の傍には、3年前に死んだとされていたジャスミンの兄、ガルシアがいた。
宝石を取り返して謎の2人の行動を止めないと、世界は大変な事になってしまう!
ロビンと、やはり幼馴染のジェラルドは、ジャスミンたちを助け出し、宝石を取り返すために村を旅立つ。
途中の村で、人の心を読む事ができるイワンと、癒しの技を使うメアリィを仲間にし、世界を破滅から救う為の旅は続く。

…とまぁ、こんな話です。
ストーリーは、かなり王道。システムもやっぱり王道です。
他の世界で言う「魔法」が、ここでは「エナジー」とされています。特殊な人々のみが扱える、不思議な力です。
ロビンたちは旅の途中、4大元素をつかさどる「ジン」を見つけて仲間にし、自らにセット。
セットしたジンに対応するエナジーが使用できるようになります。
ジンの組み合わせによって、自分のクラスが変わったり、能力値の増減があったりします。
戦闘中、ジンを開放する事によって、各ジンに対応した攻撃(または回復、補助)が発動します。
更に、セットしていないジンを「召喚」する事によって、強力な攻撃が出来ます。
召喚で使用されたジンは、数ターン後に自動でセットされます。これの繰り返し。

この作品、パズル要素に溢れています。
ダンジョン1つ、街中1つを移動するにしても、エナジーを使用して新たな道を作らないといけない場所があったりします。
例えば障害物を動かして隠された入り口を発見したり、水を凍らせて氷柱を作り、その上をジャンプで越えていくとか)
これが楽しい。謎自体はかなり単純なんだけど、軽く頭を使う所がいい。
各キャラクターにセットするジンによって、使えるようになるエナジーが変わるので、いかに有利なエナジーを使えるようになるかを探っていくのも楽しい。
サクサク遊べてボリュームも少なめ(クリアまでに20時間強かな?)です。
この間に全てのジンを集め、隠し? マップの宝島もオールクリアできました。

で。
クリアしても、お話自体は全然終わってません。
ロビンたちの旅は続いていくようです。そりゃあ、目的を全然達成してないしな。
エンディングの後に、続編への繋ぎのようなシーンが入っています。
つまり、1つのお話がソフト1本で終わってないと。
続きが知りたきゃ続編を買え、と。
う…それは…どうなのよ…。
(この変なキレの悪さを見て、LotR「旅の仲間」を思い出しました。原作を知らない人が映画ラストで感じた衝撃と、私がこの作品のEDに感じた衝撃は似たような物なんだろうなぁ)

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