ペーパーマリオRPG

機種

GC

ジャンル

アクションRPG

感想

マリオの元に、ピーチ姫からの手紙が届きました。

   宝の地図を見つけたから、一緒に探しましょう。
   ゴロツキタウンで待っています。

マリオが待ち合わせの町につくと、そこにはピーチ姫の姿はなく…
いつものように(笑)、マリオはピーチ姫を助けに行くことになります。

この世界は何もかもが平たいです。
世間ではポリゴンで3Dバリバリの作品をガンガン出してきているのに、マリオはぺっちゃんこです。
ただ、昔のマリオのように平面なんじゃなくて、3Dの世界で紙人形が動いている、とでも言えばいいでしょうか。
平たい家々、平たい人々が、奥行きを持って配置され、動き回ります。

平たいマリオは、平たい分だけいろいろな事ができます。
細い隙間(縦)はするりと抜ける事ができます。
足元の隙間(横)は、くるりと丸まって、転がっていく事ができます。
自分の体で紙飛行機を作り、遠くの足場にゆっくり降りていくこともできます。紙飛行機なので、上昇はできませんが。
自分の体で船を作り、水の上を渡ることもできます。
こんな身体的特徴を使って、先に進んでいきます。
旅の中で、いろいろな仲間と出会い、彼らの力を借りて道を切り開くこともあります。
例えば、ノコノコのこうらで遠くにあるスイッチを押すだとか、そんな感じ。

戦闘では、仲間と2人でステージ上で戦います。
ここではマリオ達は役者さんで、敵との戦いが見世物になります。
システムとしては、アクションバトルです。例えば、コマンドで「ジャンプ」を選択した場合、マリオのジャンプに合わせてボタンを押すと、普通に踏んだときよりも強力な攻撃ができたりします。
さらに、攻撃終了時にボタンを押すと、アクロバットで着地する、なんて事もできます。
かっこいい行動(攻撃を成功させたり、アクロバットが決まったり)をすると、見てくれているお客さんが増えます。
さらに、客席にアピールをする事によって、観客から必殺技ポイントがもらえます。
ポイントを消費して、強力な技を出したり、仲間を回復したりできるようになります。

作品としては、とても面白いです。
マリオRPG特有のパズル要素満載です。
が、いまいち手放しで「好きじゃー!」と言い切れないところがあるんですよ。
なんかね。ルイージの扱いが悪すぎ。
笑って許せるギャグメーカー化と、いくらなんでもそりゃ無いだろう、と引くギャグメーカー化があるとしたら、今回のは確実に後者でした。
ルイージが自分の冒険を(かっこよく)語った後、彼の仲間が「あの話は脚色バリバリで、ホントはこんなにへっぽこだ」と種明かしをする。
それだけなら別に笑い話ですむんだけど…。
…なんて言うんだろう、ルイージの仲間に、彼に対する「情」が無い。
何人もいる仲間のみんなが、「ナンダヨコイツ、ナンダヨコイツ」って感じでなんか引いてる。
情があって、それ故にキッツイ事を言うとかじゃなくて、誤解を恐れずそのまま言うと、「仲間がルイージを見下している」ように見えた。だって全然フォローが入らないんだもんな。
(私の大好きなマリオ&ルイージRPGとかは、前者タイプ。ルイージ自らの行動がヘタレを表して、なおかつ周りから見下し系発言がない。あっても必ず、フォローが入っているので、ネタとして受け取れる)
別にルイージ好きだから気になったとかじゃなくて、「マリオシリーズで」誰かを馬鹿にしているとも取られかねないような表現はやらないで欲しかったです。

この部分だけが引っかかってます。
それ以外の部分は大変面白いので、惜しい!

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