2005/07/16日記

山形の家には、ものすごく早い時間につきました。
車で寝ていたとは言え、まだまだ眠いです。が、この家は落ち着いて仮眠を取れるスペースはありません。
なので、それなりな時間まで、私とオットは父の車の座席を倒して寝ていていい事になりました。ありがとう!

…数時間後、すごい日差しに照らされて目が覚める(笑)。
車内の温度はかなり上昇しています。つか、直射日光だけでものすごく暑いです。こんな目覚めは嫌だ…。

 

礼服に着替えてお寺に向かいます。
今日はここのお寺で、3組の法事があるらしいですよ。
それでなのか知らんけど、なんだかいきなり始まりましたよ。予定時間よりもまだちょっと早いですよ。つか、いつから始まったのかわかりませんよお坊様。
うちらまだ全員そろってないんですが。しかも本堂の端の方で、誰だかわかんないおっさん達が延々と世間話してるんですが。
そしてよりによって、全員そろった所で読経終了(笑)。何だこのグダグダ。

 

今回の法事で供養したおじいさん関係、と言えるでしょうかね。
(ここから微妙に夏っぽい話)
実はうちの家系、「見える(つか感じる)」家系なんですよ。
おばあさんはおじいさんが亡くなった後に「家の中でおじいさんを見た」と言いますし、おばさんの周りではなんだかわからないものが戸棚を揺らすとか、もう日常茶飯事なんだそうですよ。
うちの母もなんだか怪しい気配を感じる事があるんだとか。
って事で、その娘であるうちら姉妹には、その「見える(つか感じる)」血が流れているわけですよ。
で、ですね。
おじいさんが亡くなった年(だったと思うんだけど…)に、うちら姉妹は山形の家で2人だけでお留守番をしていたんですよ。(当時私は小学生)
私は2階で夏休みの宿題を片づけ中。妹は1階で1人で遊んでたんですが…。
突然妹が2階に駆け上ってきてですね。

   妹「おおおお姉ちゃん!
     下でミシミシ足音がするんだよ!

と、ものすごく真剣に訴えてくるんですよ。
しかも妹が走って2階に上がったら、そのミシミシは妹を階段下まで追いかけてきて、上がってこないでミシミシ足踏みしてるんだそうですよ!

…先程からの聞き伝えの文章からもお分かりでしょうか…。
そういう家系に生まれているのにも関わらず、私にはどうやらそういうものを感じる能力が全くないようでして。
いくら耳を済ませても何も聞こえないんですなコレが。

   (現在進行形でミシミシいっている。らしい)
   私「えぇ?
     (…耳を澄ます。本気で澄ます)
     全然聞こえないじゃん!」
   妹「だってホントに下でミシミシいってるんだよ!」

妹半泣き。そんな事言っても聞こえないもんは聞こえないんですが…。
そこへ母が帰ってきまして。たいそう怯える妹に

   母「そりゃおじいちゃんだよ。
     だから、『怖いからでてこないで!』って
     頼んどきな」

と、言い聞かせたわけですよ。
そう言われたんで、真剣にお願いしたらしいんですよ妹は。
そしたらピタリと音が止んだって言うじゃないですか。ホントにおじいさんだったんだねぇ。

 

で。
何で妹の所にだけ来たんだ、って話になった時。こんな話になりました。

   「多分、先にみう(仮)の所にも
    来てたんだよ。
    でも、どれだけミシミシ回っても全然気付かないから
    つまんなくなって(妹)の所に行ったんだ」

…悪かったな激しく鈍くて(笑)。
そしてつまんない孫でごめんよおじいさん。

 

夜には駅前へ。
山形の家の都合上、私とオットは今回、駅前のホテル暮らしですので。
夕飯を食しに駅前をウロウロしたら、お店の前の段差で思いっきりコケました。
昨日からの強行軍で、ただでさえ遅い反応速度がより遅くなってましてね…。
段差に足を取られて右足首を思いっきりひねりつつ、左ひざを地面に打ち付けましたよ。激しく痛いです。

 

ホテルで軽く酒盛りして、オヤスミナサイ。

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