2002/09/18日記

会社帰りに、本屋に寄りました。
ずっと止まってたシリーズの最新刊、しかも完結編が発売されたと言う情報を入手したからです。
高校時代から大好きだった作者さんなんですが、ここ数年は、あまりの遅筆に軽い諦めを抱きつつ、アレとかコレとかの続編を待っていたのです。
その1つがやっと完結。
「いつまでもこの作品の世界が続いて欲しい」と思ってたあの頃からだいぶ気持ちも変わり、「頼むからあの話とかこの話とかにちゃんと終わりを見せてくれ」と、半ば魂の叫び(笑)に近かった希望が、やっと叶ったわけです。1作だけだけど。
しかし全4巻で、作品上では1年しか経ってないはずなのに、一体何年待たせりゃ気が済んだんでしょうかねこの方は(泣)。1冊目が出てから10年以上経ってるはずなんですが。
作者さん自らが、「1番好きな2人がこの作品の主人公たちだ」と言ってたような作品なのに。

オヤ、なんか微妙に愚痴?

まぁそれはいいんです。
本屋に到着して、新刊コーナーに向かいます。
コレ系の本は、入り口付近ではなく、ちょっと奥まった所にコーナーがあったんですよ。
この本が出てるとしたら多分あの場所にあるはず。わき目も振らずに直行します。
さて、あの本は積んであるかな…アレ?
どんなに見ても平積みの本の中にその本は無い。あるのは別の本ばかり。
おかしいなぁ…と、ふと目線を上げると。

   「ぅわ」

軽くのけぞりました。
新刊コーナーの前は当然、本棚なんですが、本棚ってのは普通、背表紙を前にして陳列するじゃないですか。
その方が数も入りますし、第一見栄えも良い。作者さんごとに並んでいれば、作品も見つけやすい。しかし。
今私の目の前にあるのは、表紙をババンと前面に出し、背の高い本棚の1/2弱を占拠するその本の群れ。
目の前一面、ふ○やまけ○こさん画の表紙。
(ここまでで誰の、何のシリーズかわかった方、どうかそっとしておいてやって下さい)
平積みどころのレベルではなかったです。

もちろん、この場で入手しました。
帰り際、売り場の方に目をやると、あの瞬間の私と同じような方が数人、その作品を手にとっておられました。
待ってた人、やっぱりたくさんいるんだなぁ。

 

さて、そんな感じでやっと完結編を読んだんですが。
完結編の割りに盛り上がりに欠けたような気がしたのは何故だ。
待ってる間に期待が大きくなりすぎたのかな。(そりゃあ○年も待ってれば)
終わりもある意味、あっさり風味。
でも逆に、これでよかったのかもな。
では作者さん、お疲れ様でした! ちょっと休んだら、今度はアレとかコレとかの続編の執筆、お願いします!(笑)

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